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フラワー薬局通信

肌荒れ -2011年9月30日掲載-

皮膚(肌)のかさつき、赤み、吹き出物、粉ふき、厚く硬くなるなどの皮膚の異常のことを肌荒れといいます。肌荒れには顔の皮膚のこと以外に手足や唇の荒れも含まれます。
皮膚が乾燥すると、皮膚に紫外線やホコリなどの刺激物が侵入しやすくなり、肌荒れを悪化させます。

日常生活から考えられる原因

気温や湿度の変化

皮膚は常に外気に触れているため、気温や湿度の変化を受けやすい状態にあります。
夏は汗や皮脂の分泌が増えて皮膚が脂っぽくなり、逆に冬は乾燥しやすくなります。

ターンオーバー周期の乱れ

皮膚の細胞は、28日周期で入れ替わるターンオーバーを繰り返し、健康な状態を保っています。このターンオーバーの周期が体調のトラブルやストレス、加齢などによって乱れると、肌の再生を遅らせ肌荒れを引き起こします。

睡眠不足による皮膚への栄養不足

睡眠が不足していると、皮膚の栄養がいきわたらず、皮膚の再生がうまくいきません。
肌の再生を活発にするためには、毎日6時間以上の質の良い睡眠が理想です。

偏った食事や無理なダイエット

栄養バランスの偏った食事を続けたり無理なダイエットを続けたりしていると、皮膚の健康に欠かせないビタミンやミネラル、良質なたんぱく質が不足して、肌荒れを引き起こします。

間違ったスキンケア

皮膚の最も表面にある角質層は、摩擦などの刺激を受けると傷がつきやすくなります。
洗顔の際に少ない泡でゴシゴシこすり洗いをしたり、化粧水をつける時にコットンで強くこすりすぎると角質層を痛めてしまいます。
また、メイクのすすぎ残しも肌荒れの原因になります。

便秘による腸内環境の変化

便秘になると、有害物質が体の中に溜まり、腸内に害を及ぼす悪玉菌が増加します。
そのため、皮膚の栄養状態が悪化し、皮膚細胞のターンオーバーの周期が乱れ、肌荒れを引き起こします。特に生理前の黄体期に起こる便秘は、女性ホルモンのバランスの変化も加わり、肌荒れを引き起こしやすくなります。

肌荒れの症状>

カサカサ肌、ゴワゴワ肌

角質層の中に含まれている保湿成分は、加齢とともに減少するので、乾燥や栄養不足を起こします。そして、肌がカサカサになったり、もっとひどくなると粉をふいたりします。
さらに、乾燥が慢性的になると皮膚が厚く、ゴワゴワと硬い状態になります。
肌が硬くなることで、シワっぽく見えたりもします。

日常生活でできる予防法>

室内の乾燥を防ぐ

エアコンが効いた室内は湿度が低いため、季節に関係なく肌荒れが起こりやすくなります。
加湿器をつける、濡れタオルを室内に干すなど、乾燥しすぎないように工夫をしましょう。

睡眠をしっかりとる

1日の睡眠時間は6時間以上が理想的ですが、睡眠時間が短くても、しっかり深い眠りが得られれば、新陳代謝が促進されます。自分にあった枕を使ったり、部屋の照明を暗くして眠りにつくなど、質の良い睡眠をとるための工夫をしましょう。
また、寝る前に好きな音楽や香りでリラックスすると、より深い眠りを得ることができます。

ビタミンと良質なたんぱく質を積極的にとる

コラーゲンの生成に必要なたんぱく質に含まれるアミノ酸や、しみの元となる過剰なメラニンを抑制する働きがあるビタミンCやその働きを助けるビタミンEを摂取しましょう。

  • ビタミンCを多く含む物(アセロラ、緑黄色野菜、かんきつ類、ベリー類)
  • ビタミンEを多く含む物(ひまわり油、アーモンド)
  • 良質なたんぱく質を多く含む物(脂身の少ない肉類、魚)

スキンケア、メイクアイテムを注意して選ぶ

肌荒れには、特に保湿ケアアイテムが重要です。セラミドやヒアルロン酸など保湿成分が入ったものを選びましょう。また、クレンジングはオイルタイプより、クリームタイプ、ファンデーションはリキッドやクリームタイプよりも、パウダータイプのほうが肌の負担が少なくなります。

対処法

夏のスキンケアを見直す

肌の状態は季節ごとに変わります。夏は毎日日焼け止め乳液やクリームをほほ骨の部分に若干厚めに塗るようにしましょう。パウダーファンデーションもしっかりつけ、日焼けしやすい部分の紫外線対策をしましょう。

冬のスキンケアを見直す

冬は外気や室内のエアコンの影響で乾燥しやすい季節です。肌が乾いたら、メイクの上からでも使える化粧水か美容液をつけましょう。

市販の薬を使う

肌荒れの改善には、肌の再生を助けるビタミンB2、B6、肌を形成するコラーゲンの生成に欠かせないビタミンCや良質なたんぱく質、肌の代謝を助けるL‐システイン配合のビタミン剤も効果的です。

皮膚の状態は、1年中同じではありません。夏は油分少な目のクリームにし、冬は保湿成分がたっぷり入ったクリームを使うなど、季節やその時の肌の状態に合わせたアイテム選びましょう。体を中から冷やすと皮膚の代謝を低下させてしまいます。夏でもなるべく冷たい飲み物は避け、体を温めてくれる飲み物を飲むようにしましょう。ストレスが溜まると自律神経やホルモンバランスを崩して、肌のトラブルを引き起こします。ストレスを軽減するために、リラックスできる趣味などを持つと良いでしょう。
参考:武田薬品工業株式会社ホームページ