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フラワー薬局通信

夏バテ対策 -2015年7月31日掲載-

皆さんは土用の丑の日にうなぎを食べますか。
土用とは五行に由来する暦の雑節です。1年のうち不連続な4つの期間で立春、立夏、立秋、立冬の直前約18日間ずつですが、一般的には夏の土用のことを言います。体が湿気や気温の変化についていけず、自律神経の調節機能が鈍くなり「食欲がない、眠い、だるい」など体の不調が現れてくる頃です。暑さのせいで食事が偏ってしまいがちなので、今回は夏バテにおける食事対策をご紹介いたします。

重要な栄養素

有機酸

クエン酸は筋肉の乳酸の蓄積を防ぎ、グリコーゲンの分解を抑制し、筋肉の疲労回復を促進すると言われています。酢酸は体内で代謝されクエン酸となるので、作用はクエン酸と同じです。
リンゴ酸は、細胞のミトコンドリア内で、TCA回路の代謝に必要なオキサロ酢酸に変換され、脂肪酸の分解を促進し、エネルギー(ATP)の生成を促進します。

摂取できる代表的な食品

食酢、梅干、レモンなど

ビタミンB群

糖分の代謝を促進して、エネルギー効率を高め、老廃物の代謝不良を改善します。

摂取できる代表的な食品

豚肉、レバー、うなぎ、豆類、精製度の低い穀物(全粒粉パンなど)

タンパク質

暑さのせいで食事量が少なくなる上、代謝も上がり、より発汗するため、普段よりもタンパク質が不足する傾向にあります。タンパク質不足になると、内臓の働きも衰え、疲労や夏バテにつながります。

摂取できる代表的な食品

大豆食品・卵・肉・魚・牛乳など

夏野菜

夏野菜は、多くのものが身体を冷やす作用を持っています。しかし現在は冷房などで常時身体が冷えていることが多いので、摂りすぎると逆に体調を崩してしまうことになりかねません。「身体が冷えているな」と思った時は、熱を加えたり、生姜やトウガラシまたは肉など身体を温める食材と組み合わせたりして摂るといいでしょう。

トマト

トマトは夏バテで食欲が低下している時期には、胃を刺激する食材として欠かせない一品です。トマトの最も注目したい成分は、あの赤の色素であるリコピンです。リコピンは活性酸素を抑える力があり、生活習慣病の予防効果が確認されています。ビタミンCもたっぷり含まれており、風邪予防にもなります。トマトのビタミンCは調理してもあまり壊れない上に、一緒に食べた他の食物に含まれるビタミンCも守ってくれます。

キュウリ

キュウリには利尿作用があり、身体にこもった熱を取りますので、夏バテ予防に是非摂りたい食材です。また、カリウムも多く含むので高血圧予防になります。ピラジンという青臭さの成分は血栓を予防するので、脳梗塞・心筋梗塞などに有効です。

ナス

ナスの濃い紫色は、ナスニンという成分で、生活習慣病のもとになる活性酸素を抑える力が強力です。ナスニンを効率よく摂取するのにおすすめなのは、炒め物や揚げ物などの油を使った調理です。ただし、ナスは油をたくさん吸い込んでしまいますので、油の量をコントロールするように気をつけましょう。

オクラ

オクラのネバネバは、下痢にも便秘にも効果的です。コレステロールの吸収を妨げる働きがあるので、動脈硬化、胆石症の予防にもなります。アルコールから胃壁を守ったり、糖の吸収を遅くして糖尿病の予防にも役立ちます。肉や野菜を煮るときにオクラを加えるとにおい消しにもなりますし、ビタミンA・B1・C、カルシウム、鉄もたっぷり含まれている野菜の優良児なので、体力が低下する夏にはどんどん食べてください。

食欲増進作用のある香辛料

唐辛子・ニンニク・青じそ・みょうが・しょうが・ワサビ・コショウ・ネギなどの香味野菜は、食欲を刺激します。


規則正しい食生活こそが夏バテ防止の基本です。体のリズムを整えるために、食欲がない時にも3食摂ることが大切です。量は少なくても1日3食、時間を決めてきちんと食べ、なるべくバランスよく多種類の食品を摂るように心掛けましょう。