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フラワー薬局通信

薬と柑橘類 -2013年8月22日掲載-

グレープフルーツが影響を与えてしまう薬があることは、ご存じかと思います。
グレープフルーツに含まれる苦み成分(フラノクマリン誘導体)が、小腸での薬の代謝を邪魔するためです。
そのことにより、薬が体に長く留まったり、薬の作用が強く出たりする可能性があります。

薬に影響を与える可能性のある柑橘類は、グレープフルーツだけではないことが研究でわかっています。
柑橘類にはたくさんの種類がありますが、苦み成分を含む柑橘類と掛け合わせた品種では、同じように苦み成分が含まれます。
例えば、グレープフルーツとポメロ(文旦の一種)を掛け合わせたスウィーティーには、グレープフルーツと同じくらいの苦み成分が含まれています。他にも、はっさく、甘夏、夏ミカン、文旦、ダイダイなどにも苦み成分が含まれています。

これらの柑橘類はグレープフルーツほど詳しく研究されていないので、どの程度の苦み成分を含み、どの程度の影響を与えるか、はっきりわかっていません。

また、産地などにより苦み成分の含量も一定ではないようです。
後味に苦み成分の残らない温州みかん、バレンシアオレンジ、レモン、ゆずなどは苦み成分をほとんど含まないため、薬に影響を与えにくいといわれています。
柑橘類はカリウム、ビタミンCを多く含み、抗酸化作用を持ち、疲労回復などに役立ちます。薬との関係をよく知って上手に摂りましょう。

グレープフルーツの影響を受ける薬としては血圧のカルシウム拮抗剤がよく知られていますが、その他にも血中濃度の測定が必要な薬や体に長く留まることで副作用の出やすい薬などが影響を受けることがあります。お薬をもらわれる際は薬剤師にご相談ください。