高齢化でペットロボ注目=ソニーのアイボ、12年ぶり復活

ペットロボットが再び注目を集めつつある。火付け役はソニーが11日に発売する新型の犬型ペットロボット「aibo(アイボ)」。高齢化が進む中、本物の犬や猫のように人を癒やすロボットの需要が高まってきた。

1999年に誕生した初代「AIBO」はペットロボットのパイオニア的存在。ソニーは、2006年の生産終了まで15万台を出荷したヒット商品を12年ぶりにリニューアルした。高度な人工知能(AI)を搭載し、持ち主を認識するなど人間との対話能力が大きく向上。約30万円と高価だが、3回の予約販売は全て即完売した。

セガトイズ(東京)は、AIを搭載せず毛並みの触り心地を重視した「夢ねこプレミアム」を16年12月から1万円台で販売している。また国立研究開発法人の産業技術総合研究所は04年に開発したアザラシ型ロボット「パロ」を13年にリニューアルした。3年間のメンテナンス料を含めて45万円台で販売しており、医療福祉施設などに納入した実績がある。

今後、ペットロボの市場は拡大しそうだ。独居高齢者が増え、「ペットを飼いたいが、いつまで世話を続けられるか不安な方からの需要がある」(セガトイズ)。ロボット専門のコンサルタント会社、ロボットスタート(東京)は、人間とコミュニケーションを取れるロボットが20年に国内全世帯の5%に普及すると予測している。

17年12月には、官民ファンドの産業革新機構などが人に癒やしを与えるロボット開発のベンチャー企業に最大64億円出資すると発表した。新商品の開発も加速しそうだ。

時事通信社

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