ガンジス沐浴で健康リスク=大腸菌の汚染深刻―インド

【ニューデリー時事】ヒンズー教で「聖なる川」とされ、多数の信者が沐浴(もくよく)するインドのガンジス川の汚染が深刻化している。政府の調査では、下痢などを引き起こす恐れがある大腸菌が基準値を大幅に上回って検出される例が相次ぎ、地元紙は「沐浴により健康被害のリスクが高まっている」と警告した。

川の中流に位置する聖地バラナシやアラハバードなどには、沐浴場が設けられている。「ガンジス川の水には罪を洗い流す効果がある」と信じられているためだ。

政府の調査では今年に入り、バラナシの測定地点で基準値の最大20倍のふん便性大腸菌を検出。2011年より汚染が進んだことが分かった。他にも基準値を大幅に超える地点が続出した。

地元紙は3月末に相次いで調査結果を報道。地元当局者の話として「基準超過は、未処理の生活排水が流れ込んでいることが原因だ」と伝えた。このほか、工場排水やごみの流入も深刻だ。

時事通信社

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