武田、シャイアー買収で合意=欧州製薬に過去最大6.8兆円

武田薬品工業は8日、アイルランドの製薬大手シャイアーの買収で両社が正式に合意したと発表した。買収総額は約460億ポンド(約6兆8000億円)。武田はシャイアーの普通株式を全て取得する。日本企業による海外企業の買収では、ソフトバンクグループによる英ARM(アーム)ホールディングスの事例(約3兆3000億円)を抜き、過去最大となる。

武田のクリストフ・ウェバー社長は同日、投資家向けの電話会見で「世界の製薬市場で真のグローバルなリーダーになれる」と語った。今後、両社の株主総会の決議などを経て2019年前半に買収手続きを完了する見通し。

シャイアーは患者数が少ない希少疾患の治療薬に強く、時価総額は武田を大きく上回る。買収により、武田は売上高で世界トップ10に入る製薬会社となり、有望な新薬候補も手に入れる。

両社は販売網を相互に活用することで売り上げ拡大が期待できるほか、研究機能の統合による効率化などで年14億ドル(約1500億円)のコスト削減効果も見込んでいる。

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