入院患者8人死亡=多剤耐性菌検出―鹿児島大病院

鹿児島市の鹿児島大病院は3日、入院していた患者15人から、抗生物質が効かない多剤耐性菌のアシネトバクターなどが検出され、うち8人が死亡していたと発表した。夏越祥次病院長は記者会見し「亡くなられた患者の冥福を祈るとともに、家族に深くおわび申し上げる」と話した。

同病院によると、死亡した8人のうち、3人は肺炎などを発症していた。他の4人については症状が出ていなかったことなどから、死亡と感染に直接の因果関係はないとの見解を示した。多剤耐性菌が検出された15人は、1人を除き集中治療室(ICU)で治療を受けていた。

同病院では、多剤耐性のアシネトバクターなどが2016年9月に入院患者から初めて検出され、15人目は今年4月に検出された。その後感染が確認された患者はいないという。

アシネトバクターは、皮膚や自然環境中に存在し、健康な人には無害。しかし、入院患者ら抵抗力の落ちた人が感染すると、肺炎などを引き起こし死亡する恐れがある。

時事通信社

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