避難所に段ボールベッド=二次健康被害防止へ―北海道地震

北海道胆振東部地震の被災地で10日、避難所に段ボール製の簡易ベッドが設置された。二次健康被害のリスクを下げる効果があり、避難者からは歓迎の声が上がった。ベッドを用意した日本赤十字社によると、災害に備え備蓄していたため、地震発生から4日余りという迅速な設置が実現できた。

厚真町総合福祉センターの避難所にベッドのパーツが運び込まれると、日赤のスタッフや被災者らが協力し、1畳分ごとに間仕切りの付いたベッドを次々と組み立てた。同センターで夜を過ごす塚田武明さん(72)は、ベッドを試してみて、「寝相が悪くなければそんなに(寝心地は)悪くないだろう」と笑った。

設置を指導した石巻赤十字病院の植田信策副院長によると、ベッドで眠り床から離れることで、粉じんを吸い込んでしまうことを防ぐほか、心理的ストレスを軽減したり、エコノミークラス症候群の危険性を減らしたりする効果があるという。

日赤北海道看護大学に400個備蓄してあったベッドを、複数の避難所に搬入。今後さらに、道内の段ボール工場から500個ほどが被災地に運び込まれる予定。

時事通信社

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