たんぱく質改良の米英3氏=進化の仕組み応用―ノーベル化学賞

スウェーデン王立科学アカデミーは3日、2018年のノーベル化学賞を、生物の進化の仕組みを応用し、たんぱく質を有用なものに改良する手法を開発したカリフォルニア工科大のフランシス・アーノルド博士ら米英3氏に授与すると発表した。

他の2人は、米ミズーリ大のジョージ・スミス博士と英MRC分子生物学研究所のグレゴリー・ウィンター博士。1日の本庶佑京都大特別教授に続く日本人の受賞決定はならなかった。

アーノルド氏は変異を起こした酵素などのたんぱく質の中から有用なものを効率的に選別する「指向性進化法」を開発した。この手法はバイオ燃料の製造などにも使われている。

スミス氏はウイルスを使ってたんぱく質を選別する「ファージ提示法」を開発。ウィンター氏は、この手法を創薬に応用した。この技術で新たなリウマチ薬などが作られている。

授賞式は12月10日、ストックホルムで行われる。賞金900万スウェーデンクローナ(約1億1500万円)はアーノルド氏に半分、残り2氏に4分の1ずつ贈られる。

時事通信社

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