免疫療法「誰も信じなかった」=ノーベル賞の本庶さん、愛知で受賞決定後に初講演

ノーベル医学生理学賞の受賞が決まった本庶佑京都大特別教授(76)は5日、藤田保健衛生大(愛知県豊明市)で「驚異の免疫力」と題して講演を行った。受賞決定後初の講演は、医学生ら約2000人で満席に。本庶さんは「誰も免疫療法ががんに効くと信じていなかった」と振り返った。

本庶さんは冒頭、取材が殺到している現状に触れ、「最近マスコミにいじめられて声が聞き苦しいかも」とジョークを飛ばし、笑いを誘った。具体的な研究内容については、免疫の機能を自動車のアクセルとブレーキに例えて分かりやすく説明した。

ゴルフ好きで知られる本庶さん。「がんで死ななくなったら人は幸せになれるのか」と学生らに問い掛け、「どう生きるか、どう死ぬかは真剣に考えなければいけない。私はゴルフ場でナイスショットを打った後にパッタリと死にたい」と独特の言い回しで死生観を表現した。

時事通信社

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