梅毒患者6000人超える=1970年以来―感染研

国立感染症研究所は28日、今年初めから今月18日までに報告された梅毒の患者数が計6096人に上ったと発表した。年間で6000人を超えたのは1970年以来という。

都道府県別では、東京が1548人で最も多く、大阪1043人、愛知399人、神奈川314人、福岡272人が続いている。

厚生労働省によると、男性は20~50代、女性は20~30代の増加が目立つが、明確な原因は分かっていない。同省は来年1月から、医師に義務付けている患者発生の届け出の項目に性風俗の利用歴などを追加し、増加の原因を調べる。

梅毒は主に性的な接触でうつり、感染後数カ月で体全体に赤い発疹が出ることがある。早期の薬物治療で完治するが、放置すると数年後に脳や心臓に重大な合併症を起こし死に至る場合もある。妊婦が感染すると死産や早産などの恐れがある。

厚労省は、コンドームの使用による予防や早期発見につながる検査に加え、皮膚や粘膜に異常があった場合は医療機関を受診するよう呼び掛けている。

時事通信社

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