「正しく知り、正しく怖がって」=新型ウイルス、公的情報や専門家SNSで

国内でも患者が増えている新型コロナウイルスによる肺炎をめぐり、インターネット上などで不確かな情報が飛び交っている。専門家は「正しく知り、正しく怖がって」と呼び掛けている。

高度な設備を備えた第1種感染症指定医療機関の一つ、東京都立駒込病院で感染症科部長を務める今村顕史医師は「新しい感染症は分からないことが多い。個人が不安に思うのは当然だ」と認めた上で、「冷静に対応できる程度の情報を得て、正しく怖がってほしい」と求める。

ウイルスの感染経路が、患者のせきやくしゃみのしぶきを吸い込むことによる「飛沫(ひまつ)感染」と、ウイルスが付いたドアノブなどを触った手を介する「接触感染」だと考えられていることを知れば、「症状のある人がマスクをすることや、手洗いの必要性が分かる」と語る。

川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長は、インターネット上に不確かな情報やデマがあふれていると指摘し、厚生労働省や国立感染症研究所のホームページの信頼度が高いと勧める。岡部所長は「新聞も重要な情報源。見出しは単純に書かれているので本文も読んでほしい」と話す。

近年はインターネット上で情報発信する専門家が増えており、今村医師もフェイスブックとツイッターで日々情報を伝える。中国・武漢市からチャーター機で帰国した人の検査を引き受ける国立国際医療研究センターの忽那賢志医師も、インターネットメディアで連載している。

時事通信社

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