流行阻止へ「あらゆる手段」=新型コロナ対策550兆円―G20首脳

日米欧と中国、ロシアなど20カ国・地域(G20)首脳は日本時間26日夜、緊急のテレビ会議を開き、新型コロナウイルスの感染拡大への対応を協議した。会議後に発表した首脳声明では、パンデミック(世界的流行)を克服するために「必要なあらゆる手段を取る」と表明。治療薬やワクチンの開発を促進することを確認した。

声明は、世界経済への影響を最小限に抑えるため、G20が5兆ドル(約550兆円)を超える資金を投じると明記。今後も「大胆かつ大規模な財政支援を継続する」と強調した。

5兆ドルには財政出動や信用保証などが含まれる。声明はまた、各国の財務相・中央銀行総裁に対し、危機克服に向けた「行動計画」策定のための定期協議を求めた。

安倍晋三首相は会議で「リーマン・ショックの際と同様に今回もG20が底力を示すべきだ」と訴えた。東京五輪・パラリンピックを2021年に延期したことも説明。声明には「人類の力強さの証しとして、完全な形で東京五輪・パラリンピックを主催するという日本の決意を称賛する」との文言が盛り込まれた。

時事通信社

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