米、抗原検査を緊急認可=新型コロナ感染15分で判定

【ニューヨーク時事】米食品医薬品局(FDA)は9日、新型コロナウイルスで初となる抗原検査を緊急認可したと発表した。PCR検査に比べて正確性は劣るものの、鼻から検体を採取し15分で結果が判明するため、医療現場などでの活用が期待されている。日本でも今月中に抗原検査が薬事承認される見通しとなっている。

FDAが認可したのは米クイデル・コーポレーションの検査キット。PCR検査が数時間かけて検体中のウイルスの遺伝子配列を調べるのに対し、抗原検査ではウイルスが持つ特徴的なタンパク質(抗原)に反応する物質を利用する。インフルエンザの検査でも広く用いられている手法だ。

ただ、FDAは抗原検査では「感染をすべて検出できず、陰性の結果となっても感染の可能性は否定できない」と指摘。PCR検査や、感染して獲得した免疫を調べる抗体検査を含めそれぞれの役割があると説明した。FDAは8日には、自宅で唾液を採取して返送する検査を認可するなど、検査方法の拡充を急いでいる。

時事通信社

(Copyright©2007時事通信社)