治験参加者に神経疾患か=英ワクチン、来週にも再開

【ロンドン時事】英製薬大手アストラゼネカが英オックスフォード大と共同開発中の新型コロナウイルスワクチンをめぐり、臨床試験(治験)参加者の1人に深刻な神経症状が見られたことが明らかになった。米医療専門メディアSTATが9日、ソリオ最高経営責任者(CEO)が投資家との非公式な電話会議で語った内容として報じた。一方、治験が来週前半にも再開されるとの報道もある。

STATによると、症状が出たのは英国で治験に参加していた女性で、「横断性脊髄炎」という神経疾患が見られた。改善傾向にあり、早ければ9日に退院する見込みだという。

ソリオ氏はまた、7月にも治験参加者に神経症状が出たために一度中断したが、さらに調べた結果、ワクチンとは無関係だったと説明した。

一方、英紙フィナンシャル・タイムズは、治験が来週前半にも再開される見通しだと報じた。アストラゼネカは副作用の可能性がある症状が見られたことを受け、日本を含む世界全体で治験を一時中断している。

時事通信社

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