コロナ回復者に採血呼び掛け=抗体薬開発に活用―福島県立医大

新型コロナウイルスの増殖を抑える可能性がある「中和抗体」を使った医薬品開発を進める福島県立医科大は11日、東京都千代田区の衆院第1議員会館で記者会見し、有効な抗体を探すため同ウイルスに感染し回復した人に採血を呼び掛けた。感染者の多い都内で今後、協力者を募る。

同大は少量の血液から多数の抗体を調べられる技術を開発。採取した血液から新型コロナに有効で副作用のない抗体を探し、取り出した遺伝子を基に大量生産を図る。将来的には点鼻薬などの医薬品開発を目指す。

研究の支援プロジェクトを率いる亀岡偉民文部科学副大臣は記者会見に同席し、「東京五輪に間に合わせて、世界に貢献できる研究成果に持っていければ」と期待を寄せた。新型コロナに感染し回復した田嶋幸三・日本サッカー協会会長は、今後採血に応じる予定といい、「コロナの克服に、私の血が役に立つことを願う」と話した。

時事通信社

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