米民主、保守判事候補を批判=「オバマケア」争点化―最高裁人事

【ワシントン時事】トランプ米大統領が連邦最高裁判事に指名した保守派エイミー・バレット高裁判事(48)の人事承認の公聴会が12日、上院司法委員会で始まった。野党民主党は大統領選直前の承認手続きに反対を表明。オバマ前政権の医療保険制度改革(オバマケア)に反対するバレット氏が就任すれば「数百万人」の医療保険が奪われるとして批判を強めた。

バレット氏は公聴会で「憲法と法律を字義通りに解釈する自律的な最高裁こそが、全ての米国人にとってふさわしいと信じる」と語り、保守寄りの立場を強調した。

これに対し民主党の副大統領候補ハリス上院議員は、新型コロナウイルスによる死者が国内で20万人に上る状況に触れ、「数百万人の医療保険を取り上げる判事候補を最高裁に押し込もうとする試み」と非難した。

最高裁は大統領選の投票日翌週の11月10日にテキサス州がオバマケア廃止を求めた訴訟の審理を開く。選挙でこの問題を争点化しようと、公聴会では多くの民主党議員がオバマケアに言及した。

今回の人事について司法委は13、14両日に質疑を行い、来週採決。26日にも上院本会議で共和党の賛成多数で承認される見通し。

時事通信社

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