コロナワクチン、9割超の予防効果=月内にも米で緊急認可申請―ファイザー

【ニューヨーク時事】米製薬大手ファイザーは9日、開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、9割超の確率で臨床試験(治験)参加者の感染を予防する効果が確認できたと発表した。同社は治験の「成功」を受けて、早ければ今月中に米当局に緊急使用許可を申請する。

同社は最終段階の治験で、参加者をワクチン投与のグループと偽薬投与のグループに分け、感染状況を比較。偽薬を投与された参加者に比べワクチンを投与された参加者の感染が大幅に抑えられ、感染予防効果が9割超に上るとの暫定結果が出た。

同社によれば、ワクチンの安全性に関するデータが今月第3週にもそろう見通しで、その後直ちに米当局に緊急使用許可を申請する。治験では深刻な副作用は起きていないという。

トランプ米大統領はツイッターへの投稿で「素晴らしいニュースだ!」と歓迎。一方、バイデン前副大統領は「普及には時間がかかる」として、マスクなどの予防策を続けるよう呼び掛けた。

同社は「年内に世界で最大5000万回分、来年に最大13億回分を製造できる」との見通しを示した。

ファイザーは日本政府との間で、来年6月末までに6000万人分(1億2000万回分)を供給することで基本合意している。

時事通信社

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