退院後も半数が後遺症=コロナ、脱毛や物忘れも―和歌山県調査

和歌山県は10日までに、県内で新型コロナウイルスに感染して入院し、その後退院した人の約半数に、後遺症とみられる症状があったとの調査結果を公表した。嗅覚・味覚障害や倦怠(けんたい)感など多くの患者にみられる症状のほか、脱毛や記憶障害といった症状もあった。

調査は9~10月、県内で感染し退院後2週間以上経過した216人を対象にアンケートや聞き取りを行い、163人から回答を得た。

その結果、46%に当たる75人に何らかの症状が見られた。具体的な症状(複数回答)は、多い順に嗅覚障害(30人)、倦怠感(26人)、味覚障害(20人)、呼吸困難感(同)など。国内外でコロナとの関連性が研究されている脱毛症状(12人)や、物忘れなどの記憶障害(6人)を訴える人もいた。

また、退院から2カ月以上たった51人のうち、約3割の16人が体調が回復していないと回答。退院から5カ月以上症状が残っている人もいた。

県健康推進課によると、コロナと症状の因果関係を現時点で断定することはできないという。担当者は「予想よりも多くの人にさまざまな症状がみられ、侮ってはならないとの印象だ。今後の啓発と対策につなげたい」と話している。

時事通信社

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