「共に生きよう、相談を」=ALS患者らがシンポジウム

筋萎縮性側索硬化症(ALS)などの難病患者支援に取り組むNPO法人「Smile and Hope」(千葉県八千代市)が15日、治療の実情や患者の悩みを訴えるシンポジウムを開いた。ALS患者で医師の太田守武理事長(49)は、医師が京都市の女性患者を殺害したとされる嘱託殺人事件に触れ、「自分も死を望んだが、今は生きることが楽しい。共に生きる意味を考えよう」と呼び掛けた。

シンポジウムは4回目で、初めてビデオ会議システムを活用。新型コロナウイルスの影響で中止も検討したが、事件を受け「正しい情報を広め、患者の心を救う体制を整えたい」と開催を決めた。

コロナの影響で十分な支援が得られず孤立が進んでいる恐れもあるといい、太田さんは「どうか私に相談してほしい。生き抜いて、治療法ができたら一緒に笑おう」と強調。患者や家族らも「自分が仲間になる」「生きる姿を見て変わる人もいる。生きる意味はある」などと訴えた。

時事通信社

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