東京株、30年半ぶり3万円台=ワクチン承認、景気回復期待

週明け15日の東京株式市場では、日経平均株価が大幅上昇し、1990年8月以来、30年6カ月ぶりに3万円台を回復した。米国の追加経済対策や新型コロナウイルスワクチンの国内承認により景気回復への期待が高まり、大型株を中心に買いが広がった。終値は前週末比564円08銭高の3万0084円15銭。株高は年金財政にもプラス効果をもたらす。

一方、コロナ禍で航空や外食、旅行といった業界は深刻な業績悪化に直面し、雇用の不安も拭えない。主要国の金融緩和策で投資マネーが流れ込み、株価を押し上げている面は否めず、株価と実体経済の隔たりを指摘する声もある。

日経平均は89年末に3万8915円の最高値を付けた後、バブル崩壊に伴い一時は7054円まで下落。ITバブルやリーマン・ショック、アベノミクスを経て水準を切り上げてきた。

20年10月末に2万3000円付近で推移していた日経平均は、3カ月半で約7000円上昇した。前週末に米ダウ工業株30種平均が過去最高値を更新。14日には米製薬大手ファイザーが申請した新型コロナワクチンが国内で正式に承認され、投資家心理が一段と改善した。

時事通信社

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