「厚労省承認済み」はうそ=抗原検査キット業者に指導―消費者庁

未承認の医薬品なのに、「厚生労働省承認済み」などとうたって新型コロナウイルスの「抗原検査キット」を販売したのは景品表示法違反(優良誤認)の恐れがあるとして、消費者庁は26日、業者2社に再発防止などを求める行政指導を行ったと発表した。

井上信治消費者担当相は同日の閣議後会見で「これらのキットを使って自己判断をせず、医療機関に相談してほしい」と注意を呼び掛けた。

同庁によると、2社は1月下旬以降、通販サイトなどで、唾液を調べることで感染の有無が分かるという中国製の簡易検査キットを1セット約4000円で販売。「厚労省承認済み」「唯一、認可され輸入が許されている」と宣伝していたが、いずれもこうした事実はなかった。

ネットやドラッグストアなどで市販されている抗原検査キットは医療機関などで使用されているものと異なり、国の承認を受けていないという。同庁は、過去の感染歴を調べる「抗体検査キット」も「感染の判定精度が保証されていない」などとして、使用を控えるよう注意喚起した。

時事通信社

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