B型肝炎訴訟、4月判決=再発患者の賠償判断へ―最高裁

集団予防接種が原因のB型肝炎を20年以上前に発症し、その後再発した患者2人が、国に損害賠償を求めた訴訟の上告審弁論が26日、最高裁第2小法廷(三浦守裁判長)であり、結審した。判決は4月26日に指定された。

結論変更に必要な弁論が開かれたことで、賠償請求権が20年で消滅する「除斥期間」を理由に、起算点を発症時と捉えて患者側敗訴とした二審福岡高裁の判断が見直される可能性がある。

原告の平野裕之さん(62)は1987年に慢性肝炎を発症し、約20年後に再発。08年に提訴に踏み切った。「お金がなくなれば薬も飲めなくなり、肝硬変、肝がんへの道を一直線に行くしかないのではないかと不安な毎日だ。当たり前の償いをしてもらえないのは到底納得がいかない」と訴えた。

原告側代理人も、再発は例外的なため、被害者は自分が再発するか知ることはできないとし、「再発時が除斥期間の起算点だ」と主張した。

国側は、起算点は最初に発症した時点だと反論した。

時事通信社

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