接種年齢制限、欧州で拡大=アストラ製ワクチン

【ブリュッセル時事】イタリアとスペインは7日、英製薬大手アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンについて、それぞれ接種対象を原則として60歳以上に限定することを表明した。欧州メディアが報じた。ベルギーも55歳以下への接種停止を決定。年齢制限の動きが欧州で拡大してきた。

いずれも欧州連合(EU)の欧州医薬品庁(EMA)が同日、60歳未満の女性に接種後の発症報告が集中している血小板減少を伴うまれなタイプの血栓症を副反応のリストに加えるべきだとの見解を示したことを踏まえた。EMAは年齢や性別など特定のリスク要因は「確認できなかった」として、接種継続の利点を強調したが、安全性への懸念は深まっている。

アストラ製ワクチンをめぐっては、英当局も7日、30歳未満への接種停止を勧告。フランスやドイツ、オランダなどは既に60歳未満や55歳未満への接種を取りやめた。

EU加盟国は同日、オンライン形式の閣僚会議で対応を協議。EU議長国ポルトガルと欧州委員会は終了後の声明で、EMAの見解に基づき協調した行動を取るよう各国に訴えた。

時事通信社

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