大阪府、1100床上積み目指す=コロナ病床逼迫

大阪府は19日、新型コロナウイルス患者の病床逼迫(ひっぱく)を受け、改正感染症法に基づき軽症・中等症患者用の病床確保を病院などに緊急要請し、新たに計1100床の上積みを目指す。吉村洋文知事は記者団に「新規感染者の増加速度は鈍化し、拡大のピークを越えている可能性もある」としたが、医療体制の悪化を踏まえ、緊急事態宣言の要請に踏み切る考えを示した。

府内に約1700床ある軽症・中等症患者用病床の実質的な使用率は約85%まで上昇。254床ある重症病床はほぼ満床で、54人の重症者が軽症・中等症患者向けの病院で治療しており、新規患者の入院調整が難しくなっていた。

そこで府は、コロナ患者を受け入れていない医療機関に対し病床確保を要請。中規模以上の病院で各10床、呼吸器内科があり2次救急を担う小規模病院で各5床の確保を求め、既に患者を受け入れている病院と合わせて計1100床の上積みを目指す。

重症病床を稼働させる病院には既に計70床の上積みを求めているが、命に関わる重篤な患者を受け入れる3次救急を担う病院も多いため、個別に調整を続ける。吉村氏は「病床は極めて逼迫している。確実に確保できるか厳しいが、できる限りの協力をお願いしたい」と訴えた。

時事通信社

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