関西圏「変異株で拡大継続」=追加対策求める―新型コロナ助言組織

新型コロナウイルス対策を助言する厚生労働省の専門家組織「アドバイザリーボード」は20日、関西圏について「変異株への置き換わりが進み、感染拡大が継続している」との見解をまとめた。医療提供体制の逼迫(ひっぱく)で救急搬送に時間がかかる事例が増えているとして、さらなる対策を求めた。

座長の脇田隆字・国立感染症研究所長は記者会見で、大阪府について「増加スピードは落ちているが、感染拡大が続いており、接触を減らす力強い対策が必要だ」と強調した。東京都については「なるべく早く強い対策が必要になる」と述べた。

専門家組織は、全国の新規感染者数が3月上旬以降増加を続け、重症者数も同月下旬から急速に増えていると分析。首都圏では繁華街の夜間の人出があまり減っていないとし、都では「感染の急拡大が懸念される」、埼玉、千葉、神奈川各県でも「今後2週間程度の感染者数の増加が予測される」と評価した。

その上で、「人流を低下させる具体的な対策に取り組むことが求められる」とした。

時事通信社

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