コロナ療養「運動・水分を」=エコノミー症候群予防―関連学会

新型コロナウイルス感染者が自宅などで療養する際、脚の血管にできた血栓が肺静脈に詰まるエコノミークラス症候群になりやすいとして、日本静脈学会が注意を呼び掛けている。適度な運動や水分補給が必要との文書をまとめ、ホームページに公開した。厚生労働省によると、自宅や病院、宿泊施設などでの療養者は1日時点で20万人を超えており、予防に役立ててもらうのが狙い。

同症候群は、ふくらはぎなどの静脈にできた血栓が血流で運ばれ肺静脈に詰まって発症する。息苦しさなどの症状があり、死亡するケースもある。新型コロナ感染者は血栓ができやすいとされ、海外では感染者は同症候群にかかる危険が高くなるとの報告もある。脚を長時間動かさないことで起きやすく、療養中に横になる状態が続くことでの増加が懸念される。

同学会は、体調に応じた室内での歩行やラジオ体操を推奨。横になったまま爪先を上げ下げするだけでも予防効果があり、ふくらはぎのマッサージも有効という。

水分不足も発症につながる恐れがあり、利尿作用があるカフェインを含まない麦茶などを飲み、特に発熱が続く時は小まめに水分を取るよう呼び掛けた。心疾患などで水分摂取量に制限がある場合は、主治医と相談することも求めた。

時事通信社

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