マラリアワクチンを初推奨=「歴史的な瞬間」―WHO

【ベルリン時事】世界保健機関(WHO)は6日、アフリカの子供を中心に世界で毎年約40万人の死者を出している感染症のマラリアを予防するワクチンを初めて推奨したと発表した。テドロス事務局長は「歴史的な瞬間だ」と表明した。

推奨されたのは、英製薬大手グラクソ・スミスクラインが1987年に開発した「RTS,S」と呼ばれるワクチン。2019年からガーナ、ケニア、マラウイのアフリカ3カ国で80万人超の子供を対象に試験的な接種が行われ、重症の症例数を3割減らすなどの高い効果と安全性が認められた。

WHOは、流行の度合いが中程度から高度の地域で生活する5カ月以上の子供に、ワクチンを計4回にわたり接種することを推奨した。これを受け、対象地域の各国当局はワクチン使用の承認に向けた手続きを進める見通しだ。

時事通信社

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