「勤労者皆保険」実現を=全世代社会保障で中間整理―政府本部

政府は17日、全世代型社会保障構築本部(本部長・岸田文雄首相)の第2回会合を首相官邸で開き、制度改革に関する中間整理をまとめた。政権が掲げる「人への投資」を強化するため、厚生年金などの加入者を拡大する「勤労者皆保険」の実現や子育て支援策の拡充を目指す。

岸田首相は席上、「持続可能な社会保障制度を将来世代に伝えていくためには、社会保障の担い手を確保するとともに、男女が希望通りに働ける社会をつくる未来への投資が重要だ」と強調した。

政府は6月ごろに策定する経済財政運営の基本指針「骨太の方針」に改革項目を盛り込んだ上で、具体化に向けた議論を本格化させる。

時事通信社

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