保険証、原則廃止を=マイナカード普及で―厚労省

厚生労働省は25日、マイナンバーカードを健康保険証として利用できる「マイナ保険証」の普及に向け、現行の保険証を原則廃止する案を同日の社会保障審議会(厚生労働相の諮問機関)の部会に示した。2023年4月からは、全国の医療機関や薬局でマイナ保険証の運用に必要なシステムの導入を義務付ける方針で、制度の導入加速に向け環境を整備する。

マイナ保険証は昨年10月から本格運用された。政府は今年度末までに原則全ての医療機関や薬局で使える環境を整えることを目指しているが、対応できる施設は約2割程度にとどまっている。

時事通信社

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