サル痘、アジア初の死者か=インドの22歳男性死亡

【ニューデリー時事】インドの国立ウイルス研究所はサル痘への感染が判明し、死亡した南部ケララ州の男性(22)について、国内初のサル痘による死者と確認した。地元メディアなどが1日報じた。サル痘の死亡例としてはアジア初とみられる。

男性は滞在先のアラブ首長国連邦(UAE)における検査で陽性が確認され、インド帰国後に治療を受けていたが、7月30日に亡くなった。ケララ州の保健当局が同研究所に検体を送って調べていた。

州政府高官はロイター通信に対し、「男性は倦怠(けんたい)感と発熱を訴え、7月26日に一度病院を訪れただけだ」と強調。男性に近い関係者が症状を示していないことから、パニックになる必要はないと語った。

時事通信社

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