フラワー薬局

お薬に「まごころ」を添えて。


フラワー薬局通信

薬剤師による、お薬や健康についてのコラム。
毎月月末に更新予定です。


糖尿病の食事療法と運動療法 -2004年7月1日掲載-

糖尿病の治療では、血糖値を適正な範囲にコントロールすることが目標となります。血糖コントロールがうまくいっていれば合併を防いだり、合併の進行を押さえたりすることができます。

血糖コントロールで大切なのが食事と運動です。症状によっては、薬やインスリン注射に頼らず食事療法と運動療法で治療を進めることになります。また、薬による治療やインスリン注射を行っている患者さんにとっても、食事療法と運動療法は欠かすことができません。

食事のポイント

  1. 糖尿病の人の食事で大切なのは、食べ過ぎないこと、栄養のバランスに注意することです。摂取するエネルギー量が多すぎると肥満につながり、血糖コントロールもますます困難にしてしまいます。
  2. 余分な脂肪を抜きエネルギー量を抑える。 肉や魚は網焼きにしたりゆでたりすると脂肪が抜けてエネルギー量を抑えることができます。また、調味料は控えめにします。食物繊維には脂肪の吸収を抑えたり排泄を促進したりする働きがあります。
  3. 1日3食均等に食べる。まず少なくとも1日3食にしそれを均等に食べるようにします。朝食を抜いたり夕食だけ量が多かったりするのは、よくありません。
  4. 砂糖を含む食品や果物は、とり過ぎに注意します。砂糖や果物に含まれる果糖は吸収が速く、血糖値を急激に高めるからです。

運動のポイント

有酸素運動

呼吸で取り入れた酸素によって体内のエネルギー源を燃焼させる運動です。エアロビクス、水泳、ジョギングなどです。いつでもどこでも一人で出来ると言う点でウオーキングがお勧めです。
ウオーキングは20分以上続けるようにしましょう。

無酸素運動

瞬間的に大きな力を発揮するような運動を無酸素運動と呼びます。ダンベルなどを使って筋肉を増やす運動が勧められます。筋肉の量が増えると基礎代謝として消費されるエネルギー量が増えます。
運動には血糖をコントロールに役立つ優れた効果があります。ただし運動しているからといって、不用意に食事の量を増やさないよう注意が必要です。

血糖値を下げるおすすめメニュー

豆腐のステーキきのこソースかけ(低エネルギー、低たんぱく質)

糖尿病の食事療法

材料(1人分)
  • 木綿豆腐 1/3丁(100g)
  • こしょう、ガーリック 少々
  • ごま油 小さじ1
  • しめじ 1/3袋(30g)
  • 生しいたけ 1枚(15g)
  • にんじん 小1/10本(10g)
  • あさつき 1/5本(2g)
  • 酒、みりん、しょうゆ 各小さじ1
  • 七味唐辛子 少々
  • だし汁 カップ1/5
  • かたくり粉 小さじ1
作り方
  1. しめじは石づきをとってばらし、生しいたけは石づきをとって千切り。にんじんも千切りにしておく。
  2. だし汁に1と酒、みりん、しょうゆ、七味唐辛子を入れて煮たら水解き したかたくり粉でとろみをつける。
  3. 熱したフライパンにごま油をしき、水切りしてこしょう、ガーリックをふった豆腐を両面焼く。
  4. 2のソースをかけ、あさつきの小口切りを散らす。

この料理を主菜に、主食、副菜、汁物を組み合わせます。
たんぱく質はやや少ないので他の料理でも使えます。
主菜だけでは食物繊維が不足するので副菜等で海草や緑黄色野菜をとり入れるとよいでしょう。
NHKきょうの健康 2003年6月号

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