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フラワー薬局通信

薬剤師による、お薬や健康についてのコラム。
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美肌のための食事 -2005年2月1日掲載-

若い頃には美肌であっても、加齢とともに皮膚の老化現象が始まってきます。紫外線、大気汚染、食生活、ストレスなど、現代社会では影響を与える要因がたくさん存在します。肌を健康に美しく保つためにはスキンケアも大切ですが、ここでは食事と栄養についてお話します。

皮膚の構造

美肌のための食事
皮膚は一番上から順に、表皮、真皮、皮下組織の3つの層からできています。
表皮の上層には角質細胞が連なった角層と呼ばれる層があり、皮膚を外界から守っています。表皮の最下層で生まれた細胞は角化細胞となって上層に上がって行き、最後は角質細胞となって角片(垢やフケ)として剥がれ落ちていきます。このサイクルは28日で角化と呼ばれます。角化が順調に行われるためには、基底層の細胞に十分な栄養とビタミンAが不可欠です。角層の細胞間はセラミドという脂質で繋がれており、皮膚が乾燥するのを防いでいます。セラミドを構成するリン脂質中にはリノール酸やリノレン酸などの必須脂肪酸が含まれ、食品からこれらの脂質をとることも大切です。皮膚の大部分を占める真皮はコラーゲンとエラスチンというタンパク質から成り、前者は皮膚の形を保ち、後者は皮膚に弾力性を与えています。皮下組織は脂肪細胞から成っていて、クッションのような働きをしています。余分なカロリーを皮下脂肪として貯えるので、栄養状態のバロメータとなります。

バランスのよい食事を

皮膚はたえず新陳代謝を繰り返し、新しい細胞を作り出しています。それには年齢やライフスタイルに合った十分量のエネルギーが必要となってきます。まずエネルギーを確保することで、おのおのの栄養素が働くのです。ダイエット中の方は要注意です。基本は、エネルギー源となる主食、肉・魚・大豆・卵などの主菜、副菜です。

肌に必要な栄養素とは

脂質
肌の潤いを保つ。ビタミンA、D、E、Kの吸収に必要。しかし摂りすぎると、ビタミンB2の消費量が増えます。食品から摂取する場合、動物性油脂:植物性油脂:魚油=4:5:1で摂るのが理想です。
たんぱく質
皮膚を作るもと。動物性(肉・魚・乳製品)と植物性(大豆・大豆製品)は半々くらいに。
コラーゲン
皮膚を作るもと。肌に塗っても皮膚内部には入っていかず、表面にとどまり一時的に水分が保持されます。摂取した場合、胃や腸で分解されアミノ酸になり体に必要なコラーゲンに再合成されますが、皮膚のコラーゲンになるとは限りません。
ビタミンA
老化を防ぐ抗酸化作用。皮膚や粘膜を正常に保つ。
ビタミンB2
老化を防ぐ抗酸化作用。脂質の代謝を高める。皮膚の新陳代謝を促進。
ビタミンB6
脂質、たんぱく質の代謝を高める。皮膚の新陳代謝を促進。
ビタミンC
老化を防ぐ抗酸化作用。紫外線によるしみを防ぐ。肌のコラーゲンを補強。
ビタミンE
老化を防ぐ抗酸化作用。血液の循環をよくし、皮膚の新陳代謝を促進。
ナイアシン
脂質、たんぱく質、炭水化物の代謝を高める。血液の循環をよくし、炎症を抑える。
亜鉛
肌のコラーゲン合成に必要。粘膜の細胞の再生を促進する。
成分 多く含まれる食品
コラーゲン ゼラチン、魚や肉の煮汁
ビタミンA 緑黄色野菜、レバー、うなぎ、卵
ビタミンB2 肉、魚介類、レバー、大豆(納豆)、卵
ビタミンB6 レバー、魚介類(サンマ、マグロ、鮭、イワシ)
ビタミンC 野菜、果物、イモ類、お茶の葉
ビタミンE 魚介類(青背魚に豊富)、うなぎ、
落花生、アーモンド、綿実油、ひまわり油、サフラワー油
ナイアシン レバー、魚介類(サバ、カツオ、ブリ)、たらこ
亜鉛 牡蠣、ホタテ貝、うなぎ、肉、たらこ、
高野豆腐、アーモンド、カシューナッツ、小麦胚芽

美肌を保つためには食事をバランスのとれたものに変え、必要な栄養をとることも大切です。それによって肌の内側から健康を保つことができます。

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