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フラワー薬局通信

薬剤師による、お薬や健康についてのコラム。
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ニキビができたら -2009年11月1日掲載-

あ、こんなことろにニキビができている・・・

ニキビができると、どの年代でも不快に感じる方が多いようです。

ニキビの主な原因は?

皮脂分泌の増加

男性ホルモンが増加すると皮脂の分泌が増えます。

思春期に多く、女性でも分泌されます。

女性の月経前のニキビの悪化もこのホルモンが影響しているようです。

ストレスや睡眠不足も皮脂の分泌を増やす一因です。

皮膚の角化異常

皮膚の表皮の細胞は生まれたあと分裂しながら表面に押し上げられて、最後にはがれます。この皮膚の新陳代謝を角化といいます。

普通は約4週間周期ですが、刺激やストレスなどさまざまな原因で、角化異常をおこし、毛穴をふさいでしまいます。

アクネ菌の繁殖

だれでも皮膚に持っている菌ですが、脂質を好んで繁殖します。

アクネ菌が毛穴にたまった脂質を分解したものや、増えすぎたアクネ菌を退治しようと集まった白血球が出す活性酵素などで炎症が起こります。

ニキビ予防の基本は洗顔です。

それでもできてしまったときは薬の力を借りるのも一つの方法です。

病院でもらう主な治療薬

塗り薬

アダパレン
ニキビの毛穴がふさがるを抑えます。
2008年から日本でも使えるようになり、炎症の前のニキビにも効きます。
刺激や乾燥など、使用上の注意が多いので、今のところ皮膚科を中心として使われてます。
外用抗菌薬
ニキビの原因となるアクネ菌を抑えます。
炎症を起こしたニキビに効きます。
非ステイロイド性抗炎症剤
ニキビの炎症を抑えます。
ステロイド外用薬を使うと、ニキビを誘発することもあるので、ニキビの時は非ステロイドが使われます。

飲み薬

抗生物質
アクネ菌を抑えます。菌を抑える作用だけでなく、炎症を抑える作用を期待してテトラサイクリン系・マクロライド系などが使われることが多いようです。
ビタミン剤
脂質の代謝にかかわるビタミンB2やB6が不足すると、ニキビが出来やすくなることもあります。
通常バランスのよい食事をとっていれば不足することは少ないです。
トラニラスト
ニキビの炎症が軽くなったあとに生じる陥没や隆起をできにくくする薬です。

薬局で薬をお渡していると薬以外でこのような質問を受けます。

ニキビに関するいろいろ

ニキビ

洗顔はしっかりしたほうがいいの?

通常は朝と晩の2回が目安です。ゴシゴシと皮膚をこすらずに、洗顔料などをよく泡立てて、泡で包むように洗顔してください。ぬるま湯を使うと皮脂をやわらかくして除去しやすくなります。

乾燥すると皮脂の分泌が増えるので化粧水で水分を補ってください。もともと乾燥肌の人は脱脂力の弱いの洗顔料をつかって、洗顔後はすぐに保湿してください。

ニキビをつぶしてもいいの?

病院で適切に処置してもらう分は問題はありませんが、自分ですると化膿したり炎症がひどくなることがあり、あまりおすすめできません。

食事について

一般的に特定の食品で悪化することはないといわれています。

しかし、脂分のとりすぎは、脂質の分泌をうながしますし、炭水化物や甘い物のとりすぎも、脂質をつくる元になってしまいます。

バランスのとれた食事を心掛けてください。

化粧について

皮脂を除去し過ぎたり、毛穴をふさがないように心掛けてください。

化粧水は使っても、乳液は乾燥している場合のみ部分的に使い、ファンデーションも油分の少ないパウダーファンデーションや白粉を選びます。

メイクを落とした後は、メイクが残らないよう丁寧に洗ってください。

ニキビについていろいろ紹介してきましたが、ニキビの状態によって対処法も異なりますし、全く別の症状のときもあります。

症状が続いたり、気になるのであれば皮膚科を受診してみてはいかがでしょうか。
尋常性挫創治療ガイドライン 林 伸和ほか 日本皮膚科学会HPより
患者さんから浴びせられる皮膚疾患100の質問 宮地良樹 編 メディカルレビュー社
現場の疑問に答える皮膚病治療薬Q&A 宮地良樹・大谷道輝 編 中外医学社

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