「咳エチケット」について -2019年11月29日掲載-

寒くなり、インフルエンザなどの感染症が流行する季節がやってきました。自分や周りの人がする咳やくしゃみが気になる季節です。

インフルエンザや風邪などに感染すると、体内でウィルスが増殖します。そのウィルスは鼻水や唾液などに含まれ、くしゃみや咳などをすると、1~2メートル飛び散り、別の人がそれを吸い込むことで感染します。これを飛沫感染といいます。
また、くしゃみや咳、鼻水、唾液などが手につき、その手でドアノブやつり革、スイッチなど、周りの物を触ることで、別の人へと感染がつながります。これを接触感染といいます。

このような感染を防ぐためには、くしゃみや咳をするときは、「咳エチケット」を行いましょう。

咳エチケット

  1. マスクを着用する
    くしゃみや咳が出ている間はマスクを着用しましょう。
    顎まで覆われていないと、鼻の部分に隙間ができてしまい、効果がありません。鼻、口、顎まで確実に覆いましょう。
    使い捨てタイプのマスクは、使用後ごみ箱に捨てましょう。
  2. 口と鼻を覆う
    マスクを着用していなくても、くしゃみや咳をするときは、ティッシュなどで口と鼻を覆いましょう。
    口と鼻を覆ったティッシュはすぐにごみ箱に捨てましょう。
  3. 上着の内側や袖で覆いましょう
    ティッシュやマスク、ハンカチが間に合わないときは、上着の内側や袖で覆いましょう。
  4. 顔をそらす
    くしゃみや咳の飛沫は、1~2メートル飛ぶと言われています。
    くしゃみをするときは、ほかの人にかからないようにしましょう。
  5. こまめに手洗い
    くしゃみや咳などを押さえた手から、ドアノブなど周囲の物にウィルスを付着させたりしないためにも、外出先から帰宅したときや食事前などもこまめな手洗いを心がけましょう。石鹸を使用するとより効果的です。

インフルエンザの予防について

インフルエンザにかかると、38度以上の高熱や頭痛、関節痛、筋肉痛などの全身症状が比較的急激に現れます。併せて、普通の風邪のようにのどの痛み、鼻汁、咳などの症状も見られます。軽症で回復する人もいますが、子供ではまれに急性脳炎、高齢の方や免疫力の低下している方では肺炎など、重症化することもあるため、注意が必要です。

  1. 体調管理
    疲れなどで免疫が弱っているときは、病気にかかりやすくなります。普段から、十分な睡眠とバランスのとれた食事をとりましょう。
  2. 予防接種
    予防接種は、インフルエンザに感染しても発症の可能性を低くし、発症しても重症化の防止に有効とされています。
  3. 適度な湿度管理
    空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下します。乾燥しやすい室内では加湿器などを使って、適度な湿度(50~60%)を保つことが効果的です。
  4. 人混みを避ける
    インフルエンザが流行しているときは、特に用事のない時は人混みや繁華街への外出は控えましょう。

インフルエンザの疑いがあるとき

急に熱が38度以上になり、のどの痛みや全身の倦怠感が現れたら、医療機関にかかるようにしましょう。

医師が必要と認められたら、抗インフルエンザ薬が処方されます。適切な期間(発症から48時間以内)に服用を開始すると、発熱期間が1~2日短縮され、ウィルス排出量も減少します。48時間を過ぎていても、医師の指示通り、用法、用量、期間を守って服用するようにしてください。

安静にし、高熱による脱水を予防するために、水分補給もしっかり行いましょう。