副作用と上手く付き合うには -2006年3月1日掲載-

「この薬、副作用の心配はありませんか?」と患者様から聞かれることがあります。副作用のない薬はあるかと言えば、答えは「ノー」です。程度に差はあるにせよ全く副作用の無い薬はありません。

副作用は色々な形で現れます。アレルギー反応によるショック症状や発疹などの皮膚症状。肝臓に負担がかかって起こる肝障害や腎臓の機能が低下してしまう腎障害。時には白血球や赤血球が減少する血液障害が起こることもあります。薬の種類によってもでやすい副作用があります。例えば抗生物質では発疹や下痢などの症状が出やすい傾向にありますし、痛み止めでは他の薬に比べて胃を荒らしやすい特徴があります。

副作用にも、命に関わるような重篤なものから、軽い副作用まで、幅広くあります。しかし、副作用を気にしすぎてお薬を飲めなくなってしまっては治療ができません。うまく付き合っていくためには、副作用を早期発見し対処する事が大切です。早期発見の方法の一つに血液検査があります。医師の指示に従って、検査を受けるようにしましょう。

また、副作用の起こり始めに見られる症状を知っておくことも副作用防止に大切です。例えば熱があって食欲がなく、体もだるく、まるで風邪をこじらせた症状(肝障害)や1週間で体重が2~3kg増えてむくみがある(腎障害)時は、薬の副作用の可能性があります。受診して検査してもらいましょう。その他、気になる症状があれば受診の際に医師に伝えましょう。少し気になる症状があるが、受診日はまだ先という時は、お薬をもらったかかりつけの薬局に相談しましょう。

私たち薬剤師がお薬をお渡しする際にアレルギー、併用薬、体調変化などについて確認させて頂いているのは、副作用を最小限に留めるためです。ご協力をお願い致します。