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フラワー薬局通信

薬剤師による、お薬や健康についてのコラム。
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皮膚の乾燥とかゆみの薬 -2008年1月1日掲載-

年齢とともに皮膚の発汗や皮脂の分泌が低下したり、水分を保持する角質細胞間脂質セラミドが減少すると皮膚が乾燥しかゆみが起こりやすくなります。特に冬は肌がカサカサして、かゆみが強くなり、すね、太もも、腕、肩、腰、わき腹などから次第に全身に広がり夜もかゆみに悩まされ不眠症になることもあります。

治療には、皮膚の表面に脂の膜を作り水分の蒸発を防ぐ白色ワセリン、角質の水分保持を高め皮膚に潤いを与える尿素製剤やヘパリン類似物質など保湿作用のある塗り薬を使用します。

尿素製剤には角層を軟らかくする作用、ヘパリン類似物質には血行を良くする作用がありますが、尿素製剤で刺激を感じる場合はヘパリン類似物質を用いるといいようです。このような保湿剤は入浴後すぐ、皮膚がしっとりしている間(10分以内)に塗るのが効果的で、すりこむとかゆみがひどくなるので、手のひらで優しく塗るようにします。

掻いて湿疹になった場合や炎症が強い場合には、ステロイド剤の塗り薬を使用することもあります。また飲み薬では抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤が使用されますが、薬によっては眼圧上昇や排尿困難を起こすことがあるので、特に高齢の方では注意が必要です。

皮膚の乾燥によるかゆみは日常生活に注意するだけでもずいぶん状況がかわります。

  • 暖房は必要最低限とし部屋の湿度を下げすぎない(50~60%が目安)
  • 入浴はぬるめの湯(38~40℃)に
  • 石けんで毎日洗うのは、顔、首、陰部、わきの下、おしり、足の指の間など汚れやすい部分にとどめ、全身は冬なら週1~2回程度に
  • 入浴後はバスタオルで押さえるようにしてそっとふく
  • 下着や寝巻きは綿製品を選ぶ
  • お酒や辛い食べ物はとり過ぎない

など皮膚の乾燥に注意し、かゆみの原因をつくらないようにして下さい。

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