フラワー薬局

お薬に「まごころ」を添えて。


フラワー薬局通信

薬剤師による、お薬や健康についてのコラム。
毎月月末に更新予定です。


痛い痔の話 -2011年8月18日掲載-

皆さんは、痔で困った、恥ずかしくて言えないといった経験はございませんか?実は、痔になる方はとても多く、大人の3人に1人は痔だと言われていて、肛門疾患の中ではとてもメジャーなものです。

痔は大きく分けると、イボ痔(痔核)、切れ痔(裂肛)、痔ろうの3種類があります。イボ痔は、肛門近くの静脈に血液がたまって血管がふくらんだ状態のもので、トイレで力みすぎるとできます。切れ痔は、硬い便などで肛門が切れたものを言います。下痢でも勢いで切れ痔になる場合があります。痔ろうは、あまり聞き慣れないかもしれませんが、肛門の周りに細菌が感染して膿がたまり膿が出てくるトンネルができたものをいいます。

治療したいけど病院はちょっと・・・という方はまずはドラッグストアで売っているお薬を試すのも手です。切れ痔やイボ痔などの急性疾患には、ステロイドが含まれている軟膏や坐薬を試してみてください。但し、化膿している場合はステロイドで悪化する恐れがあるので使用しないで下さい。

10日程続けて使用しても改善されない場合は、痔ではなく腸の病気の場合もあるので、使用を中止し病院を受診しましょう。肛門科の専門医がいる病院がベストですが、外科でも診てもらえます。だいたいは手術をせず、生活指導と塗り薬や坐薬、飲み薬で治療します。医師が、診断をもとに症状に合わせて処方するお薬は、市販薬より効果的です。

肛門を常に清潔にする(石鹸で強くこすると悪化の原因になるのでやさしく)、アルコールや刺激物を控える、無理やり便を出そうとしない、水分や食物繊維をしっかり摂って便秘改善に努めるなど、できることから心掛けてみて下さい。

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