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フラワー薬局通信

薬剤師による、お薬や健康についてのコラム。
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胃潰瘍について -2007年11月1日掲載-

胃潰瘍とは?

胃潰瘍とは、胃酸が胃粘膜まで消化してしまい、胃の粘膜・粘膜の下までが傷つく状態を言います。

胃潰瘍には急性の胃潰瘍と、慢性の胃潰瘍とがあります。

急性の胃潰瘍は、風邪薬などの消炎鎮痛剤の服用や、精神的なストレス、アルコールの飲みすぎなどが原因となって、「胃の痛み、胸焼け」などが突発的に起こり、血を吐くこともあります。

慢性の胃潰瘍は、胃や背中などの痛みが慢性的に続き、特に空腹時に痛むのが特徴です。胃潰瘍の9割が慢性胃潰瘍と言われています。

原因は?

胃潰瘍
胃酸の消化作用によって、自分の粘膜が攻撃されるために起こります。過労やストレスなどの刺激因子で調節機能が乱れ、胃粘膜を守る働きと胃粘膜を攻撃する力のバランスがくずれ、攻撃側が優位になった状態によるものです。また、胃潰瘍の70%~90%でヘリコバクター・ピロリ菌が発見されています。

ピロリ菌とは?

ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ菌)は、胃の粘膜細胞と粘液中に生息し、胃粘膜に色々な障害を与えると言われています。ピロリ菌は潰瘍を治りにくくしたり、再発しやすくしています。

治療方法は?

生活習慣の改善、薬物療法でほとんどの場合は治癒しますが、胃に穴があいてしまった時には手術を行います。

薬物療法として、胃酸の分泌を抑え、胃の粘膜を修復する薬剤により治療します。ピロリ菌に感染し、再発を繰り返している場合には、胃酸分泌を抑制する薬と2種類の抗生物質を使用した「ヘリコバクター・ピロリ菌の除菌療法」が行われます。

手術には、従来の外科的治療が激減し、多くの場合、内視鏡的止血法がとられています。

胃潰瘍の症状が治まったけど、もう薬は飲まなくてもいいの?

症状がなくても、完治しているとは限りません。主治医の先生の指示に従って、服薬を継続することが必要です。いったん治りかけた潰瘍が再発することもありますので注意が必要です。

日常生活ではどのようなことに気をつければいいですか?

胃にやさしい食事と生活

規則正しい食事と休息を

1日3回規則正しく食事をとり、生活リズムを守って、充分な睡眠をとりたいもの。不規則な食事や睡眠不足が、潰瘍発生の原因になります。食後の休養・安静も大切です。

服薬は、きちんと規則正しく

医師に処方された薬は、決められた量を規則的に飲むことが大切。風邪薬など、処方以外の薬を飲む時は、必ず医師に相談します。

たばこは、胃の大敵

喫煙は、胃・十二指腸の大敵!煙が溶けて、直接粘膜を荒らすほか、血流を減らして潰瘍を治りにくくします。また、再発の可能性も高まります。

アルコールは禁物!

濃いアルコールは、胃壁の粘膜を洗い流していまい、粘膜を直接傷つけます。潰瘍に悪い影響を与えれるだけでなく、空腹時に飲むと、アルコール性急性胃炎なども引き起こします。

ストレスが胃を直撃!

胃は心の鏡。精神的な影響が、しばしば胃に現れます。ストレスがかかると胃の血流が悪くなり、粘液が減少。胃酸の分泌も増加して、潰瘍のもとになります。

よくかんで、楽しい雰囲気で

楽しい雰囲気の中で、よくかんでゆったり食事をすることは意外に大切。スムーズに消化・吸収することにつながります。

熱いもの・冷たいもの・刺激物に気をつけて!

熱いもの・冷たいものは、胃を刺激するので気をつけます。また、味の濃いものや刺激の強いものも、胃酸の分泌を促進するので、食べすぎないようにします。

味の濃いもの
漬物・おしるこなど
刺激の強いもの
梅干・唐辛子・レモン・酢
固いもの・繊維の多いものは少量に

固いものや繊維の多いものは、消化しにくく、胃に負担をかけるので、食べすぎないようにします。

いか・たこ・赤身肉・貝類・干物・ごぼう・セロリ・たけのこ・わらび

「胃にやさしい食事と生活」 万有製薬株式会社ホームページ

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