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胎児にブタ腎臓移植計画=国内初、透析までの「橋渡し」―慈恵医大など

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重い腎臓病の胎児に対し、ブタの腎臓を一時的に移植する臨床研究を東京慈恵会医科大などが計画していることが6日、分かった。出産後に透析を受けるまでの「橋渡し」とするもので、国の委員会に研究計画を年内にも申請することを目指す。実現すれば、動物の臓器を人に移植する「異種移植」としては国内初のケースになる。

計画を進めるのは慈恵医大と国立成育医療研究センターなどの研究チーム。同大の横尾隆教授によると、対象となるのは腎臓に問題があり尿が十分に作れない「ポッター症候群」の胎児。ブタ胎児から取り出した約2ミリメートルの腎臓を出産予定日の約4週間前に移植する。

移植手術後、胎児の血管がブタの腎臓に入り込み、1日数十ミリリットル程度の尿を作れるようになる可能性がある。出産後、たまった尿はチューブを使って体外に排出する。数週間経過し、赤ちゃんが透析を安全に受けられるようになれば腎臓は取り除く。

異種移植を巡っては、医療目的に動物を使うなど倫理面での課題もある。そこで同大などは今夏、社会の理解を得るために一般向け説明会などを開く予定だ。秋には各施設で倫理審査を受け、問題がなければ年内にも国の委員会に申請したい考えだ。

ブタの臓器を使った異種移植は、提供臓器が不足する現状への解決策として注目されており、海外では心臓の移植例もある。横尾教授は「これまでは赤ちゃんが亡くなるのを見守るしかなかった。ブタ腎臓の移植により、治療法の選択肢が一つ増え、それが希望になれば」と話している。

時事通信社

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