禁煙について考えてみませんか? -2017年7月31日掲載-

タバコは昔から“百害あって一利なし”と評されるように、健康にとってよくないものとされてきました。

タバコってどんなもの?

私たちがよく見かけるタバコは、本来、南米に自生するナス科の植物です。タバコに含まれるニコチンは、葉っぱが虫などにかじられた時に合成される、虫よけのような作用をもつ物質です。

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湿布かぶれとその対処法 -2017年6月30日掲載-

「部屋の片づけで重たい荷物を運んでいたら、腰を痛めちゃった。シップ貼らなきゃ。」

皆さんの身近なお薬の1つであろう、湿布。腰痛のほか、肩こりやねんざをしたときにも、手元に湿布があったらすぐに使える。その手軽さから重宝されます。
一方で、湿布の使っているところがかゆくなった、発疹ができた、赤くなった等といった、肌のトラブルが発生することがまれにあります。
今回は、湿布と湿布かぶれの対処について紹介し、より良い使い方を考えていきたいと思います。

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食中毒 ~おにぎりに潜むリスク~ -2017年5月31日掲載-

「おにぎり」で食中毒??

夏休みが近づき、海や山へピクニックに出かけるシーズンとなりました。
気温が高くなるこれからの時期には、弁当のおにぎり1個にも食中毒の可能性が潜んでいます。

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動物由来感染症について -2017年4月28日掲載-

日本では、およそ3割の世帯がペットを飼育しているといわれています。
ペットを飼育すると、世話をすることで相手に対する思いやりや、相手の立場になって考えるようになる効果があります。子どもの感情や情緒を育む等、とてもメリットが多いともいわれます。

今回は、国内における主な動物由来感染症についてお話しいたします。

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痔の養生法 -2017年3月31日掲載-

はじめに

成人の3人に1人が痔の経験者であり、とても身近な病気ですが、「恥ずかしい」という気持ちがあるためか、誤った自己治療をして悪化させてしまう方も少なくありません。軽度の症状であれば、生活習慣の改善と薬の使用で改善できますが、外科的処置を要するものもあります。

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あなたもなるかも知れない認知症 -2017年2月28日掲載-

認知症は10年前に比べると珍しくない病気として知られるようになりました。

2025年には、認知症の高齢者は700万人になると言われています。これは高齢者の5人に1人という割合です。

老化による物忘れとは異なり、一例としては朝ご飯に何を食べたかを忘れているのは老化で、食べたこと自体を忘れてしまうのが認知症です。また、どんなに手先を使っている方でも、どんなに頭を使っている方でも、認知症にならないとは限りません。

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予防接種について -2017年1月31日掲載-

予防接種とは?

子ども、特に小学校入学前のお子さんは、病気に対する抵抗力が未発達なため、さまざまな感染症にかかります。感染していくことで免疫をつけながら成長していくのですが、風邪のように軽い病気だけではありません。

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緑内障について -2016年12月29日掲載-

緑内障って?

緑内障とは、目から入ってきた情報を脳に伝えるための視神経というところに障害が起きて、視野(目に見える範囲)が狭くなる(欠ける)病気です。

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インフルエンザの予防ワクチン・治療薬 2016 -2016年11月30日掲載-

インフルエンザと普通の風邪

季節性インフルエンザは流行性があり、いったん流行が始まると、短期間に多くの人に感染が広がります。日本では例年12月~3月が流行のシーズンです。

普通の風邪の多くは、のどの痛み・鼻水・くしゃみなどの症状が中心で、全身症状はあまりみられませんが、インフルエンザではそれらの症状の他に38℃以上の発熱や頭痛・関節痛・筋肉痛などの全身症状が現れます。

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フレイルを知っていますか? -2016年10月31日掲載-

「フレイル」という言葉を耳にされたことはありませんか?
フレイルとは、海外の老年医学用語である「Frailty」のことです。
日本語訳では「虚弱」「衰弱」「老衰」等があてられてきました。しかし、早期発見・適切な対処をすれば健常な状態に戻ることができるため、あえて従来の訳語ではなく、「フレイル」という用語とし、2014年5月から使われるようになりました。

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帯状疱疹ってどんな病気? -2016年9月30日掲載-

2016年3月より、50歳以上の方への帯状疱疹を予防する目的で水痘ワクチンが使えるようになりました。
では、帯状疱疹とはどんな病気なのでしょうか?

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子供の夏風邪について -2016年8月31日掲載-

皆さんは“風邪は冬に引くもの”と思っていませんか?

インフルエンザなど冬に流行る風邪のウイルスは夏場の高温多湿の環境を好まず、増殖することができないため、夏にインフルエンザが流行ることはありません。
これとは逆に高温、多湿を好むウイルスも存在しており、そのウイルスによって引き起こされる症状が夏風邪といわれるものです。

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湿布について -2016年7月30日掲載-

湿布の種類と構造

湿布にはパップ剤・テープ剤があり、両方とも構造は支持体・粘着剤・剥離フィルムによる3層構造です。支持体には不織布、ニット、プラスチックフィルムが使われます。粘着剤は、消炎鎮痛剤など有効成分が含まれる鎮痛消炎貼布剤の主要部分です。剥離フィルムは使用する前にはがす被覆物で、ポリプロピレン、ポリエチレン、セロファン、ポリエステルなどが使われます。

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お薬を飲みやすくする工夫 -2016年6月30日掲載-

お薬の味が苦かったり、粉薬の量が多かったりすると、お薬を飲むことが苦手になってしまいますね。また、高齢になると、嚥下(えんげ)(飲み込むこと)がうまくできずに、むせてしまったり、お口の中に薬が残ったりしますね。

錠剤がダメ、粉薬がダメという方は、薬局で処方箋を出していただく時に、薬剤師にご相談ください。医師の承諾があれば、同じ成分のもので、錠剤⇔粉薬、ラムネのようにお口の中で溶けるお薬(口腔内崩壊錠)に変更ができる場合もあります。
今回は、変更ができない場合に、お薬を飲みやすくする工夫についてお話します。

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漢方薬について -2016年5月31日掲載-

~飲み方のコツや、注意していただきたいこと~

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食物アレルギーについて -2016年4月28日掲載-

近年、先進国を中心に“食物アレルギー”の方が増えてきています。よく耳にする言葉ですが、どれくらい正確に理解できているでしょうか?今回は食物アレルギーについて説明をしたいと思います。

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腎臓の働きについて -2016年3月31日掲載-

皆さんは腎臓が体の中でどんな働きをしているか知っていますか?
今回は、腎臓の働きについて簡単に解説します。

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インフルエンザなど感染症予防に手洗い・うがいが有効なわけ! -2016年2月29日掲載-

今年もインフルエンザが流行中です。予防接種したにもかかわらず何故か毎年かかってしまう方、中には運悪くA型・B型の両方に時間差攻撃を受けてしまった方。もう一度基本に返ってみましょう。

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喘息とその治療について -2016年1月30日掲載-

喘息とその治療について簡単にご説明します。

どんな症状? 原因は?

喘息とその治療について

以前はゼーゼー・ヒューヒューという喘鳴(ぜんめい)がするから喘息だと思われていましたが、喘息の症状はそれだけではありません。咳だけが出ることもありますし、胸やのどに感じる違和感・痛みとして現れることもあります。

のどから肺へ続く空気の通り道である気道が、慢性的な炎症が原因で狭くなり、空気の流れが制限されて起こる症状すべてが喘息の症状なのです。

喘息を発症させる要因としては、アレルゲンの増加・化学物質・大気汚染・過労やストレスの増加などが考えられています。

喘息の人の気道は、症状がない時でも常に狭く空気が通りにくくなっています。また、とても敏感になっているため、ホコリ・タバコの煙・冷気・ストレスなどのさまざまな刺激に対して過敏に反応し、さらに狭くなることで発作を起こしてしまいます。

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更年期障害とのつきあい方 -2015年12月28日掲載-

更年期障害とは

一般的に更年期とは、平均的な女性の閉経年齢である50歳の前後10年の45~55歳くらいのことで、その期間に起こる様々な体の不調を更年期障害と言います。

更年期障害は、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が減少することによりホルモンのバランスや自律神経が乱れることが主な原因となって引き起こされますが、その人の周りの社会的な環境(子育てや仕事などの状況)が重なって、さらに症状が悪化することも少なくはありません。

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