薬剤師活用のススメ -2011年5月31日掲載-

患者さまの知識向上

世間では最近、健康に対しての関心がとても高まっています。ご近所・親戚・友人・知人、顔を見れば「元気?体調はどう?」「○○が体に良いらしいわよ~」。テレビをつければ、人気タレントが楽しく分かりやすく病気や生活習慣に関して教えてくれ、雑誌を開けば購読者年齢に合わせた疾患や健康管理特集が組まれています。
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骨と血管との関係 -2011年5月19日掲載-

骨には、体を支え、脳や心臓などの大切な臓器を保護するほかに、生命を維持していく上で重要な役割があります。その一つがカルシウムの貯蔵です。カルシウムは骨の材料になるだけでなく、全身の細胞が働くために欠かすことのできないミネラルです。
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脱水状態 -2011年4月30日掲載-

私たちが生きていく上で欠かせないのが「水」です。

水は血液の主成分として体中を巡り、代謝を促し、汗や尿となって老廃物を排出し、蒸発して体温を調節します。この水は、実に体の約60%を占めていますが、その割合は年齢によって違います。

生まれた時は約80%、成人になると男性約60%・女性約55%にまで減少します。さらに60歳を超えると、約50%まで水分量が落ちてしまいます。赤ちゃんの肌がみずみずしいのは、こういう理由があるのです。
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震災とお薬手帳 -2011年4月21日掲載-

「お薬手帳」をご存知ですか?「お薬手帳」は病院や薬局でもらった薬を記録する手帳です。いつ、どこで、どのような薬を、どのくらいの量飲んだかなど、過去の薬の記録(服用歴)がわかります。また病気の記録(病歴)や、体質(アレルギー歴等)、体に合わなかった薬(副作用歴)等も記録できます。いわば、患者様ご自身が管理するカルテのようなものです。
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子宮頸がんの予防―ワクチンで予防― -2011年3月31日掲載-

子宮頸がんとは

子宮は、子宮の入り口付近の「子宮頸部」と奥の「子宮体部」に分けられます。このうち子宮頸部に発生するがんを「子宮頸がん」、子宮体部に発生するがんを「子宮体がん」といいます。

ふつう「がん」といえば、中高年の人に発生すると考えがちですが、子宮頸がんは30歳~40歳代の女性に多く、若い世代に注意が必要です。
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痛風発作について -2011年3月24日掲載-

今回は激痛を伴う痛風についてです。痛風の発作とはその病名の通り、“風が当っただけでも痛い”ほどの激痛の症状をさします。多くの場合は足の親指の付け根辺りから痛みが現れ、“刺されるような痛み”と言われています。
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 -2011年2月28日掲載-

痔とは

肛門周辺の病気を総称したものを痔と呼び、生活習慣病の一つです。主に痔核、裂肛、痔瘻が、三大症状として挙げられます。男性・女性とも5割以上が痔核を占めますが、男性においては二番目に多いのが痔瘻 (18%) であり、裂肛 (9%) と続きます。また、女性においては二番目が裂肛 (15%) であり、次に痔瘻 (5%) となります。
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姿勢を正して腰痛予防 -2011年2月17日掲載-

腰痛。それは二足歩行を行う人類の宿命とも言えます。人類は四足歩行の構造のまま直立二足歩行を始めたため、それまでほとんど負荷がかからなかった背骨と骨盤に上半身全ての重さがのしかかることになりました。
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認知症 -2011年1月31日掲載-

認知症とは

認知症は「後天的な知能低下により日常生活障害が生じた状態、または最終的には日常生活障害を生じさせる疾患」と定義されています。現在、アルツハイマー病、レヴィー小体型認知症、脳血管性認知症、前頭側頭型認知症が4大認知症疾患とされています。
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ノロウイルス -2011年1月20日掲載-

冬場に多いノロウイルスなどによる感染性胃腸炎の患者様が、今シーズンは昨年の同じ時期のおよそ4倍になっています。今回はノロウイルスの予防、症状について解説します。
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今こそ禁煙始めませんか? -2010年12月31日掲載-

最近では分煙化が進み、公共の場ではほとんど喫煙が出来なくなってきています。また、レストランなどでも分煙化が当たり前になってきました。加えて2010年10月からのタバコ税増税―。喫煙者は肩身が狭く、お財布にも厳しくなってきました。

そんな今こそ禁煙を始めませんか?
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最近のインフルエンザ治療薬 -2010年12月16日掲載-

昨年は新型インフルエンザが流行し、新聞などのメディアで取り上げられる機会が多かったように思います。

インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって引き起こされます。他のウイルスが原因となる風邪と比べ高熱、全身倦怠感、筋肉痛、関節痛などの全身症状も強く、一人がインフルエンザにかかれば瞬く間にその周辺にも広がり、大流行となることも珍しくありません。
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快適な睡眠みつけませんか? -2010年11月30日掲載-

「あなたは今の睡眠に満足できていますか?」この問いかけに自信を持って「はい」と答えられる人は意外と少ないのではないでしょうか?

現代社会を取り巻くストレスが原因で、様々な病気になると言われていますが、身近な病気の1つに睡眠障害があります。その中でも、最も多いといわれている不眠症について取り上げたいと思います。
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子宮頸がん予防ワクチンをご存知ですか? -2010年11月18日掲載-

日本では年間約1万5千人の女性が子宮頸がんにかかる(約3千5百人が死亡)と言われています。

子宮頸がんは、子宮の入り口付近にできるがんで、最近は特に20~30代の患者さんが急増しています。女性にとって、乳がんとともに知っておかなければならない重要な病気です。
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誤飲と対処方法について -2010年10月30日掲載-

未知のものがたくさんある赤ちゃんにとって、めずらしければさわってみる、口に入れてみるということは、ごく自然のことです。

特に、はいはいを始めるようになると、目が離せなくなります。事故を防ぐため、危ないものは赤ちゃんのまわりに置かないよう心掛けます。もし何かを飲み込んでしまったら、それが何かを確かめることが大切です。飲み込んだものによって対処の方法が違ってきます。

今回は、誤飲した時の処置方法についてまとめました。
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サプリメントとくすり -2010年10月21日掲載-

最近、テレビ、新聞などでサプリメントや健康食品(以下サプリメント)の広告を見かける機会が増えてきました。サプリメントは、栄養素を補うもの、健康の維持・増進に役立つものなど色々な種類があります。
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過活動膀胱ってなに? -2010年9月30日掲載-

「トイレが近い」ことを「歳のせい」とあきらめていませんか?

でもそれは、病気かもしれません。

夜、何度もトイレに起きて眠れない、仕事や会議のときにすぐトイレに行きたくなる。

急にトイレに行きたくなり間に合わないとヒヤヒヤするなどする人は、過活動膀胱の可能性があります。
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過活動膀胱について -2010年9月16日掲載-

最近「トイレが近い」、「急に我慢できない程の尿意を感じる」、または、「我慢ができず失禁してしまう」といったことはありませんか?これらの症状があれば過活動膀胱という病気かもしれません。過活動膀胱とは尿意切迫感があり、通常、頻尿や切迫性尿失禁を伴う症状症候群のことです。
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おなかの弱い人へ -2010年8月31日掲載-

過敏性腸症候群(IBS)とは

過敏性腸症候群とは、大腸や小腸に原因となる異常が見つからないのに、便通異常と腹部症状が続く病気です。

英語では、Irritable Bowel Syndrome(略して「IBS」)といい、現代のストレス社会では急増している病気のひとつです。IBSの症状に悩んでいる人は、男性よりも女性に多く、全人口の10~15%(10人に1~1.5人)といわれています。しかし、実際に医師の診察を受ける人は半分以下であり、多くの人が一時的な下痢、便秘と思いこんで自己流の治療を行っているようです。
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咳について -2010年8月19日掲載-

咳は、気道内異物(病気の原因になる細菌やウィルス)や分泌物を除去するための生体防御反応の一つです。咳が見られる場合には、咳の原因をはっきりさせて治療することが大切です。咳の持続日数・咳の多い時間帯・咳の症状・発熱の有無などをメモすることは原因究明に役立ちます。
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