高齢者に多い目の病気 -2009年10月1日掲載-

飛蚊症

飛蚊症とは?

明るい所で目の前に黒い点や虫の様な物あるいは糸くずが見え、視線を動かしても一緒に移動するような感じがする。この様な症状を飛蚊症といいます。

なぜ黒い点が見える?

物が見える仕組みは、瞳から入った光が角膜と水晶体を通り硝子体を通過して網膜まで達し、光を網膜で感じることによって物を認識しています。硝子体は眼球の大部分を占めるゼリー状の透明な物質です。この硝子体に何らかの原因でゴミの様なものが生じると、この影が網膜に映り黒い点や糸くずがあるかの様に見えます。
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新型インフルエンザについて -2009年9月1日掲載-

5月に日本でも発生した新型インフルエンザは、空気が乾燥し、寒くなってくる秋から本格的な流行が危惧されています。

新型インフルエンザは、季節性インフルエンザと抗原性が大きく異なり、ほとんどの方に免疫がなく、感染が拡大しやすいと予想されています。
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痛風について -2009年9月1日掲載-

痛風とは、血液中の尿酸値が高くなった高尿酸血症から急性の関節炎を起こす疾患群の総称です。尿酸生成の増加、尿酸排泄の低下など尿酸代謝の過程に異常が起こり、血清尿酸値が7.0mg/dlを越えると高尿酸血症となり、痛風の下地が出来ます。

痛風は足の激烈な痛みのために歩行できなくなる病気として紀元前から知られ、現在の日本では約60万人の患者が外来通院し、さらに増加傾向にあります。
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外用剤による光線過敏症 -2009年8月1日掲載-

夏になると日差しが一段と強くなり、日焼け対策を行わないと肌が黒くなり、シミやしわの原因となります。酷いときは様々な皮膚障害を引き起こします。日焼けは誰にでも起こりますが、普通量の日光にあたっても皮膚症状が現れる場合を光線過敏症といいます。
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現在の高血圧治療指針 -2009年8月1日掲載-

日本の高血圧患者は、現在約4000万人といわれていますが、急速に高齢化が進んでおり、今後も高血圧と診断される方が増えると予想されます。高血圧は心血管病、特に脳卒中の最大の危険因子で、その予防・治療は重要な課題です。また、日本においてはメタボリックシンドロームや糖尿病の増加、さらには慢性腎臓病の増加などが問題となっていて、高血圧以外のリスクや他疾患も考えた高血圧治療が重要になってきます。
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あなたの目は大丈夫? -2009年7月1日掲載-

緑内障という病気をご存知ですか?緑内障とは眼圧が高く、視神経に障害が出る目の病気です。日本では40歳以上の約20人に1人が緑内障であると言われています。また、症状に気付かず治療を受けていない人が極めて多く、日本人の失明原因の上位にあげられており、注意が必要です。
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骨粗鬆症の予防と治療 -2009年6月1日掲載-

骨粗鬆症とは骨の中に含まれるカルシウムなどの量が減り、骨がもろくなって折れやすくなる病気です。特に女性は、一般的には50歳前後で閉経を迎え、女性ホルモンの分泌が低下し、それに伴い骨量も減少します。また加齢によって骨の質が低下し、骨折しやすくなります。
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最近の血圧の話題 -2009年5月1日掲載-

薬局で患者様に血圧のお薬をお渡しする際、よく次のような質問を受けます。「私はそんなに血圧が高くないのに血圧の薬を飲まないとダメなのかなー」と。今回は、そんな疑問に2009年版高血圧ガイドラインを踏まえてお話ししたいとおもいます。
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下痢や便秘を繰り返していませんか? -2009年5月1日掲載-

現代社会に急増する過敏性腸症候群

あなたは通勤や通学途中、また大事な仕事や試験の前、生活環境の変化などから急におなかが痛くなって、トイレに駆け込んだ経験はないでしょうか?そのような症状が長期間続いているなら、過敏性腸症候群かもしれません。
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慢性関節リウマチ -2009年4月1日掲載-

慢性関節リウマチと聞いて、整形外科を想像する方も多いことと思いますが、実は免疫に関する内科系疾患です。

慢性関節リウマチ(RA)

慢性関節リウマチ(RA)は原因不明の全身性炎症疾患で、主な病変は慢性に経過する関節滑膜の炎症です。30‐50歳代の女性によく発症する疾患で、軽症のまま自然に改善する例もあれば、関節炎が長期間持続し、関節の変形・破壊をきたして高度の身体障害に至る例もあります。すなわち、その病状の経過が患者さんごとに大きく異なることがこの疾患の特徴です。
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お薬の副作用について -2009年4月1日掲載-

処方せんでお薬を受け取られると、一緒にお薬の説明書を渡されることが多いと思います。そこに書かれた副作用の部分を読んで、薬の服用を勝手に止めてしまったという経験はございませんか。

薬の副作用と一口で言っても、服用を中止しなければならない命にかかわる重大なものから、治療のために付き合っていかなければならないものなど様々です。
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どうして起こる?あなたのめまい -2009年3月1日掲載-

「めまい」は姿勢のバランスを保つ機能の低下によって起こる症状で、主に耳の病気が原因です。

耳が原因で最も多いめまいは「良性発作性頭位めまい症」です。前かがみになった時、寝返りを打った時など頭を特定の方向に動かした時に、ぐるぐると1分弱の吐き気を伴う回転性のめまいのことで、耳のリンパ液の中にたまった老廃物などが原因です。
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インスリン療法について -2009年2月1日掲載-

今回は、糖尿病のインスリン療法のお話です。

糖尿病には1型と2型の2種類があります。1型は血糖を下げる作用のあるインスリンをすい臓から分泌することができないタイプでインスリン注射が必須です。2型は中高年の方に多い、いわゆる生活習慣病と言われているタイプで、治療はまず食事や運動療法などの生活改善から始まります。それでも効果が不十分な時には、血糖降下剤の内服やインスリン注射を併用します。
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薬による有害反応(副作用) -2009年1月1日掲載-

多くの薬にはいくつかの作用がありますが、病気の治療で期待される唯一の働きは治療効果です。本質的に有害であるかどうかにかかわらず、それ以外の効果は望ましくないとみなされます。医療関係者を含め、多くの人は望ましくない効果を「副作用」と呼んでいますが、専門用語としては「有害反応」の方が適切です。
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冬の高血圧に要注意 -2009年1月1日掲載-

血圧、とてもデリケート。例えば朝と昼など血圧を測る時間帯によっても変化しますし、ストレスがかかったり、咳やくしゃみをしたりしただけでも上がることがあります。また季節によっても変動し、特に冬は血圧が上がりやすい季節です。血圧の薬を正しく服用していても冬になると血圧が上がる…という経験をお持ちの方も多いのでは。高血圧の方にとって冬は要注意です。
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皮膚の乾燥とかゆみ対策 -2008年12月1日掲載-

秋から冬にかけて、空気が乾燥してくると、皮膚にかゆみが出てくることがあります。どうしてでしょうか?

かゆみが起こる理由

角質層という一番表面にある層は、外界から皮膚を守っている層です。そこが乾燥し、カサカサになって細かい傷やひび割れが生じると、そこから刺激物質やアレルギーの原因となる物質が入り込んで、かゆみを生じるのです。
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抗生物質に関するQ&A -2008年12月1日掲載-

寒さが厳しくなってきましたが、風邪をひかれていないでしょうか。咳や鼻水の症状で病院に行くと抗生物質というお薬が処方されることがあります。今回は、この抗生物質についてよくご質問いただく内容にお答えしたいと思います。
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糖尿病薬でおならがでる!? -2008年11月1日掲載-

糖尿病薬はすい臓に作用するものがよく知られていますが、今回は腸に作用して血糖値を下げるお薬について紹介します。

糖類は小腸粘膜に存在するαグルコシダーゼという酵素でブドウ糖に分解され小腸から吸収されます。

「αグルコシダーゼ阻害薬」は、この酵素の働きを抑え、糖類からブドウ糖への分解を遅らせます。結果、体内への吸収も遅くなり、食後に血糖値が異常に高くなる食後過血糖という症状が抑えられます。
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帯状疱疹(たいじょうほうしん)とは -2008年11月1日掲載-

帯状疱疹と水ぼうそうの関係

帯状疱疹は、水ぼうそうを起こす原因ウイルスと同じ水疱(すいとう)・帯状疱疹ウイルス(ヘルペスウイルスの一種)によって起こる皮膚の病気です。このウイルスにはじめて感染したときは水ぼうそうとして発症します。水ぼうそうが治ったあとも、ウイルスは体内の神経節(神経の細胞が集まった部分)に潜んでいます。そしてウイルスに対する免疫力が低下すると、潜んでいたウイルスが再び活動を始め、神経を伝わって皮膚に到達し、帯状疱疹として発症します。免疫力が低下する原因は、過労やケガ、大きなストレス、病気、手術、加齢などがあります。
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全身に作用する貼り薬 -2008年10月1日掲載-

貼り薬と言えば、肩こりや筋肉痛の時に使用するシップ薬を思い浮かべると思いますが、貼り薬にはいろんな種類があることをご存知でしょうか。シップ薬のように貼った部分に効き、痛みや腫れをやわらげる『局所に作用するもの』と、もう1つ『全身に作用するもの』とに大きく分けることができます。全身に作用する貼り薬には、狭心症の治療薬や女性ホルモン製剤、喘息の治療薬、禁煙補助のための貼り薬などがありますが、今回は、狭心症発作予防に使用する心臓の貼り薬についてお話します。
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