株主の皆様には、ますますご清栄のことと拝察申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。ここに第28期（平成24年3月1日～平成25年2月28日）の営業概況等をご報告させていただきます。

調剤薬局業界におきましては、平成24年4月に施行された調剤報酬改定・薬価改定により、薬価の引き下げとジェネリック医薬品の使用促進策が採られ、介護業界におきましては介護報酬の改定が行われました。

このような環境の下、当社グループは、Ｍ＆Ａの実施や投資子会社の設立により、グループ子会社10社体制にて事業規模の拡大に取り組んでまいりました。

主力とする調剤薬局事業では、新規出店とＭ＆Ａにより、総店舗数は3店舗純増し、81店舗となりました。これら新規出店が寄与したこと、また既存店の売上も微増となったことから増収となりました。ヘルスケア事業では、当期に介護付有料老人ホーム｢ハーモニーハウス愛荘｣、｢ハーモニーハウスくずは｣の2施設を新規開業し、施設の総数は8施設となりました。既存施設の入居者が増加したことから、増収となりました。医薬品卸事業も積極的な営業活動により増収となりました。不動産事業では、引き続き安定した賃料収入を確保することができました。また、投資事業では、当期に設立した投資子会社が機動的・戦略的な投資を行い、収益向上に寄与しました。

以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上高20,574百万円（前年同期比5.1％増）、経常利益1,036百万円（同10.0％減）となりました。当期純利益につきましては、投資有価証券売却益529百万円を計上し、790百万円（同26.7％増）と増益を確保いたしました。

今後も、医療・介護を軸として事業を展開し、企業価値の向上に取り組んでまいります。株主の皆様におかれましては、今後ともなお一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2013年5月

（千円）