ピッタリ合う貼り薬 -2005年4月1日掲載-

打撲や腰痛の時、一度はお世話になったことのある薬といえば、シップ剤ではないでしょうか。

シップ剤は大きく分けると冷シップと温シップがあります。一般的に捻挫や打撲など、熱を持っている患部に貼るのは冷シップ、慢性的な腰痛や肩こりなどには、温シップを使います。温シップにはトウガラシ成分が入っているものもあり、これが血管を拡張させ血行改善作用を促進します。
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水虫について -2005年4月1日掲載-

水虫とは?

水虫とは、白癬菌という真菌の一種が足に感染した状態のことをいいます。真菌とは人の身近にある「カビ」の一種です。

カビの仲間には、良いことをするカビと、悪いことをするカビがあります。人にとって有益なカビは納豆やヨーグルトなどの発酵食品を作り、人体に害のあるカビは、食べると食中毒をおこしたり、ハウスダストの原因になったりします。真菌類の一つ、ビール酵母はビール醸造に欠かせない有益な真菌ですが、白癬菌の方は感染すると水虫になってしまう厄介な真菌です。
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うがいをより効果的に! -2005年3月1日掲載-

ある調査によると、うがい薬を使用される方の多くは含嗽液が適切な濃度よりも3~6倍薄く、しかもうがい時間が短すぎるため、薬剤の殺菌作用を十分発揮できていないことが指摘されています。個々の薬剤の適正な希釈濃度を確認してうがいしましょう。
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美肌のための食事 -2005年2月1日掲載-

若い頃には美肌であっても、加齢とともに皮膚の老化現象が始まってきます。紫外線、大気汚染、食生活、ストレスなど、現代社会では影響を与える要因がたくさん存在します。肌を健康に美しく保つためにはスキンケアも大切ですが、ここでは食事と栄養についてお話します。
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油断できない中性脂肪-動脈硬化のサイン -2005年1月1日掲載-

動脈硬化の原因としては、コレステロールがよく知られていますが、実は、血液中の「中性脂肪」も動脈硬化に深くかかわっていることが、近年の研究で明らかになってきました。

中性脂肪とは?

血液中には、色々な種類の脂質が含まれています。健康診断などで、よく耳にする「コレステロール」や、「中性脂肪」もその1つです。コレステロールは細胞の膜やホルモンなどの材料になるものです。これに対し中性脂肪は、体を動かすエネルギー源になります。

中性脂肪は、食べ物に含まれる脂質をもとに、小腸で作られるほか、肝臓でも、脂質や糖質などから合成されます。そして、血液に入って全身をめぐり、エネルギー源として、使用されます。また、全身の脂肪細胞に蓄えられ、必要に応じてエネルギーに変えられます。

コレステロールや中性脂肪はほとんどが水分である血液に溶け込むことができません。そのため、特殊なたんぱく質と結合した「リポたんぱく」という形で、血液中に存在しています。
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健康食品について -2004年11月1日掲載-

健康食品について

皆さんは、スーパーなどでこういうマークが売られている食品についているのを見かけたことはありませんか?

身近なところでヨーグルト、飲料、食用油、人工甘味料などについているのでちょっと気をつけて見つけてみて下さい。これは、一体何のマークでしょうか?

これは、むずかしい言い方でいうと「保健機能食品」の中の「特定保健用食品」と言います。略して「特保」という人もいます。

じゃ、「特保」って何?

その前に、およそ人が口にする物としてどういうものがあるかというと、大きく分けて「医薬品」「一般食品」「保健機能食品」の3つになると思います。

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頭痛について -2004年10月1日掲載-

※このページは頭痛についての一般的な知識の提供を目的としています。

疾病の治療等については必ず医師の診察を受けて、その指示に従ってください。

頭痛に悩まされている人は多いものです。しかし、実際に医療機関を受診して、治療を受けている人は決して多くありません。

頭痛が起こる原因には様々なものがありますが、命にかかわる重大な病気が原因となって起こるものと、長い間繰り返しおこる慢性頭痛があります。

現在は有効な治療薬も開発されています。自分の頭痛の種類を知って、きちんと対処しましょう。
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睡眠障害 -2004年9月1日掲載-

寝つきが悪い

寝つきが悪くなる理由(1)

寝つきの悪さの多くは、生活のリズムの乱れや心の不安などにより、活動や眠りを調節する「体内時計」のリズムが妨げられることが原因です。体内時計が体内の時刻を太陽の光という時報に合わせてリズムを刻み始め、約10~13時間は体が活動に適した状態となります。その後、約14~16時間が経過すると、眠りにつくための準備が始まります。そのため平日規則正しい生活をしている人が休日に朝寝坊をすると体内時計がずれてしまい、寝つけなくなり寝不足で休み明けを迎えることになります。
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抗生物質について~窓口の素朴な疑問~ -2004年8月1日掲載-

私達がかぜをひいたり、ケガをしたとき、抗生物質が出る時があります。

よく名前を聞くけれど、いまいち聞けない、いまさら聞けない。

そんな窓口での素朴な疑問に答えてみました。
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糖尿病の食事療法と運動療法 -2004年7月1日掲載-

糖尿病の治療では、血糖値を適正な範囲にコントロールすることが目標となります。血糖コントロールがうまくいっていれば合併を防いだり、合併の進行を押さえたりすることができます。

血糖コントロールで大切なのが食事と運動です。症状によっては、薬やインスリン注射に頼らず食事療法と運動療法で治療を進めることになります。また、薬による治療やインスリン注射を行っている患者さんにとっても、食事療法と運動療法は欠かすことができません。
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点眼剤の使用法について -2004年6月1日掲載-

点眼剤はあまりその使用法について関心をもたれていないように思いますが、点眼剤は正しく点眼することで本来の治療効果を発揮し、誤用や過量使用による副作用を軽減し、さらには点眼剤の汚染を防止することができます。ここではその点眼剤の使用法について書きたいと思います。
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旬の夏野菜で「夏バテ」を撃退! -2004年5月1日掲載-

もうすぐ暑い夏がやってきます。夏といえば「夏バテ」。体がだるく、食欲や体力が落ちて、なかなか回復しづらいのが難点です。外は気温が高く、蒸し暑い、しかし建物の中に入ると冷房のために体が冷える・・そんな環境だと自律神経の不調を招き、「夏バテ」になりかねません。

そんな「夏バテ」を予防するために気をつけたいのが食生活。健康な体作りのために、肉・魚介類たんぱく質をしっかり摂り、同様に旬の夏野菜を食べて、不足しがちなビタミン・ミネラルを摂取し、夏バテをふきとばしましょう!
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紫外線と日焼け対策 -2004年4月1日掲載-

紫外線は太陽から届く光の一種です。紫外線にはA、B、Cの3種類がありAとBは皮膚にダメージを与えます。日光浴は健康によいと長い間思われていましたが、紫外線に当たり過ぎると体にとって有害であることがわかっています。

紫外線は当たりすぎると、しみ、しわ、皮膚がんなどの原因となったり免疫力を低下させるため、感染症を起こしやすくなると言われています。子供のころから無駄な日焼けをしないよう、予防の習慣を身に付けたいものです。
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咽頭結膜熱(プール熱)について -2004年3月1日掲載-

夏に多い子どもの病気で代表的なものとして、「プール熱」「ヘルパンギーナ」「手足口病」があります。この中でも、一番怖いと言われている「プール熱」について今回取り上げてみたいと思います。
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日常の花粉症対策 -2004年2月1日掲載-

花粉症を引き起こす花粉は、春に飛散するスギ・ヒノキだけでなく、ケヤキ、イネ、ブタクサ、ヨモギなど数多くあり、飛散時期も様々です。とはいえやはり春は花粉の飛散も多く、この時期になると花粉症に悩まされる、という方は多いのではないでしょうか。花粉症はくしゃみ、鼻水、鼻づまりや目のかゆみなどが主な症状ですが、さらに症状が強いときには咳や喉のかゆみ、頭痛、体がだるいなどの症状が起こります。さて、今回はそんな花粉から身を守るための、日常の対策についてご紹介します。
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お子様へのお薬の飲ませ方 -2004年1月1日掲載-

私達の薬局は、小児科の患者さまが多く、お母様から「うちの子、薬が嫌いでうまく飲んでくれないの。」「病気の症状がおさまったらのまなくてもいいの?」などというご相談をよくお受けします。

そこで、日頃薬について疑問に思っていることやお子様にお薬を飲ませるのに苦労しているお母様、お父様の手助けになればと思い、私達が薬局でお話ししている内容についてご紹介したいと思います。
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インフルエンザを予防しよう! -2003年12月1日掲載-

インフルエンザとは?

インフルエンザをいわゆる普通の風邪の仲間だとは思っていませんか?

普通の風邪の症状は、のどの痛み・鼻汁・くしゃみや咳などが中心で、全身症状はあまりみられません。

一方、インフルエンザは、インフルエンザウイルスによるもので、38~39℃以上の発熱・頭痛・関節痛・筋肉痛などの全身症状が強く、あわせて普通の風邪と同様、のどの痛み・鼻汁などといった症状も見られます。

また、流行がはじまると短期間に小児から高齢者まで膨大な数の人を巻き込むという点でも普通の風邪とは異なります。
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虫歯について -2003年11月1日掲載-

子供の頃に「甘いものを食べ過ぎたら虫歯になるよ」って注意されたことはありませんか? 私自身よく言われ気を付けてきたものです。ただいろいろ調べてみると「甘いもの=虫歯」とは限らずそれ以外にも口の中にいる虫歯菌の存在、唾液の量、歯の質等が虫歯の発生に大きく関わっていることが分かりました。虫歯菌がたくさんいたり、唾液の量が少なかったり、歯の質が弱い人程なりやすいのです。生まれてから一度も虫歯にかかったことがない人の口の中を調べたところ「虫歯菌(ミュータンス菌等)が検出されなかった」と報告されているそうです。一度も虫歯にかかったことがないってうらやましいことですよね。そんなかかりやすい人にとっては身近な病気:虫歯についてお話したいと思います。
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腰痛の予防法 -2003年10月1日掲載-

腰痛は誰にもよく起こる疾患で、どなたも今までに一度は腰痛を経験しているのではないでしょうか。不自然な姿勢、長時間にわたる同じ姿勢、左右どちらかに重心がかかっている姿勢などを長年続けていると、腰や筋肉に負荷がかかりすぎて、腰を動かすだけで痛みが起こるようになります。腰痛症になりやすい原因は大きく以下の3つが考えられます。
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日常生活における香りの活用 -2003年9月1日掲載-

ここでは毎日の生活で役立つ香りの利用方法をいくつか紹介したいと思います。身近なもので手軽にできるものを載せていますのでぜひ試してみてください。

口臭を消す

歯をみがいても口臭が気になるときはお茶の葉をひとつまみ口に入れて噛むと効果的です。(お茶には口臭の原因になる雑菌を殺す働きがあります。)ただ、そのまま噛むと口の中にカスが残るのでシュガーレスガムと一緒に一日2~3度噛むことがお勧めです。
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