インフルエンザにご用心! -2007年10月1日掲載-

インフルエンザのシーズンが近づいて来ました。今回はインフルエンザの薬と予防についてです。

まず、インフルエンザとはウイルス感染による病気で、A型、B型、C型に分類されますが、流行するのはA型かB型です。
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慢性腎臓病について -2007年10月1日掲載-

慢性腎臓病をご存じでしょうか。たんぱく尿が出ているなど「尿検査などで腎臓に明らかに障害が認められる」または「中等度以上、腎臓の機能が低下している」の2つのうちどちらか、又は両方が3ヶ月以上続く状態のことで、これまで慢性糸球体腎炎や糖尿病性腎症、慢性間質性腎炎、痛風腎など、別々の病名がついていた慢性の腎臓病を総称して慢性腎臓病と呼びます。
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頭痛について -2007年9月1日掲載-

日本では、約3千万人が慢性的な「頭痛」に悩んでおり、そのうち定期的に受診している人は1割にも満たないといわれています。

「頭痛」と一言でいっても、日常的に起こるものから脳に病気があり、検査が必要なものまで、原因、種類は様々です。
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トイレが近く感じていませんか? -2007年9月1日掲載-

まだまだ夏の暑い季節が続きますがいかがお過ごしでしょうか?
これから秋を迎え少し過ごしやすくなり、行楽にお出かけされることも多くなるかもしれませんね。
しかし、お出かけのときなどにすぐトイレに行きたくなったり、普段でも真夜中に目が覚めてトイレに行ったりすることが多くなっていませんか?
これも年のせい、と自分に言い聞かせているかもしれませんが、ひょっとすると加齢のためだけではなく一つの病気かもしれません。
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うつ病の薬 -2007年8月1日掲載-

気分が滅入る、何をやっても楽しくないなどといった状態になることは誰にでもありますが、時としてその状態が強く、また長期にわたり現れ日常生活に支障が出ることがあります。それが「うつ病」です。
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目薬 -2007年7月1日掲載-

みなさんは目薬の正しい点眼方法をご存知ですか?正しく点眼しないと、効果を十分に発揮できず、副作用などの原因となる場合があります。

よく点眼後に目をパチパチさせる方がいますが、実はこれは間違った点眼方法です。目と鼻・喉は涙鼻管という管でつながっているため、パチパチとまばたきをすることで目薬が口の中に流れてしまい、十分に効果を得ることができません。
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貧血について -2007年7月1日掲載-

貧血とは?

貧血とは血液中の赤血球が減少した状態をいいます。赤血球は、脳、心臓など全身の細胞に酸素を運ぶ働きをしている血液成分です。赤血球にはヘモグロビンという赤色の物質が含まれているため、血液は赤っぽく見えます。このヘモグロビンが酸素の運搬という重要な役割を果たしているのです。
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身近な「胃薬」について -2007年6月1日掲載-

皆さんにとって「胃薬」は一番身近なお薬ではないでしょうか。しかし一言に「胃薬」と言っても、その種類と効果は様々です。
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うつ病 -2007年6月1日掲載-

うつ病とは

気分が滅入ったり、何をやっても楽しくないなどといった気分になることは誰にでもあることです。しかし、時としてそのような状態が強く、また長期にわたり現れることによって、日常生活にも支障をきたしてしまうことがあります。この状態が「うつ病」です。

しかし、うつ病は、早期に専門医による治療を受けることで回復を早めることが可能です。
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家庭での血圧測定のススメ -2007年5月1日掲載-

高血圧について

現在、日本で高血圧の治療をしている人は700万人以上、未治療の人を含めると3000万人以上と言われています。高血圧自体は何も症状がないことが多いですが、高い状態を放っておくと心臓病や脳卒中、腎臓病になるリスクが高くなります。
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薬の服用時間 -2007年5月1日掲載-

「食事を摂れなくても、薬は服用していいですか?」と質問されることが良くあります。

薬の飲み方には、大きく分けると食前・食後・食間があります。一般的に食前は食事の30分前、食後は食事の30分後、食間は食後約2時間のことをあらわします。

多くの薬は食後に服用します。食後服用は、食事と関連付けることで飲み忘れを防ぐ効果があります。また脂溶性(油に溶けやすい)の高い薬では食後に服用することで薬の吸収が良くなります。薬が吸収されるときに胆汁酸を必要とするような薬も、食後の服用でないと効果が減少します。食事の30分後とされますが、食直後の服用もほとんどの場合、問題ないと考えらえます。
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乗り物酔い -2007年4月1日掲載-

これから大型連休を迎え、旅行、行楽にお出かけになることも多いかと思います。そんなときに乗り物酔いで辛い思いをするとせっかくの旅も台無しです。そこで今回は乗り物酔いがなぜ起こるか、どうすれば効果的に予防できるか、酔い止め薬の使い方などをお話ししたいと思います。
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漢方薬の副作用と効果 -2007年4月1日掲載-

今回は漢方薬の副作用と効果についてのお話です。漢方薬のなかでもポピュラーな葛根湯(かっこんとう)に多く含まれる麻黄(まおう)には交感神経を興奮させる作用があり、血圧上昇や動悸、不眠の症状が現れることがあります。また多くの漢方薬に含まれる甘草(かんぞう)は、カリウム値の低下やむくみ、血圧上昇を起こすことがあります。特に2種類以上の漢方薬を併用する際、この甘草が重複している場合があり注意が必要です。
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授乳とかぜ薬 -2007年3月1日掲載-

授乳中の患者様から「このかぜ薬を飲みながら赤ちゃんにおっぱいを飲ませてもいいですか?」と聞かれることがあります。

お母さんが服用したお薬は腸から吸収され、血液中に入り体中に広がっていきますが、母乳中にも移動して、その母乳を飲んだ赤ちゃんは間接的にお薬を飲むことになってしまいます。でも、母乳保育をしているお母さんが、風邪をひいてしまうこともあります。薬を服用せず我慢するか、授乳を控えることができればそれに越したことはありませんが、そうもいかない場合はお薬をのみながら授乳を続けることになります。
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認知症について -2007年3月1日掲載-

認知症とは?

認知症とは脳の病気であり単なる物忘れではありません。同じことを何度も聞いたり、質問したり、自分が話したことを忘れ、何度も同じ話をしたりします。特に日付や場所が覚えにくくなり、進行すると体験したこと自体忘れてしまいます。

認知症の原因は大きく2つに分けることができます。
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脳梗塞の薬 -2007年2月1日掲載-

「脳梗塞」は「脳卒中」の一種で脳の血管に血栓、凝固塊、脂肪塊等が詰まって血流を止めてしまうために起こる病気のことです。

動脈硬化などがあると血流が詰まりやすいので脳梗塞になる可能性が高く、脳の血管が詰まると、その先の脳細胞に酸素と栄養が供給されずに脳細胞が壊死してしまいます。脳細胞が壊死すると脳が正常に働かなくなり、半身麻痺・しびれ・感覚低下・手足の運動障害・言語障害などの症状が現れ、場合によっては後遺症が残ることもあります。
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子どもの「目やに」と「充血」 -2007年2月1日掲載-

目やに・充血

「目やに」とは、涙や目からの分泌物が固まったもので、目の縁に付着したりします。一方、「充血」とは、白目の部分に炎症が生じ、毛細血管が浮き出て見える状態を言います。目やにと充血は、子どもに見られる目の症状として最も多いものです。
 子どもの目やにと充血は、注意を払わなければならない症状です。「目やに、または充血の症状が続く」、「目やにがいつもより多く出る」などの場合には、眼科を受診する必要があります。
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嗅覚障害(においがわからない)について -2007年1月1日掲載-

嗅覚障害「においを感じない」という経験はありませんか。においがわからないとおいしい食べ物も満足感が違ったり、自然の花のにおいや日常の香水のにおいなども解らなくなったり、不自由なことが多く出てきます。においはどのように伝わるのでしょう。空気中のにおい物質は鼻の中を入り、鼻の奥にある嗅覚細胞に達します。嗅覚細胞は神経を介して、におい物質の信号を脳に刺激として伝え、これにより私たちはにおいを認識します。この流れがスムーズにいかないと「においを感じない」ということになります。
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貧血の薬 -2007年1月1日掲載-

貧血は、赤血球の中にあるヘモグロビンが不足したり、赤血球そのものが減少したりすると発症します。貧血の中で最も多いのが鉄欠乏性貧血で、ヘモグロビンの材料である鉄の不足によって起こります。偏食や無理なダイエットによる鉄分の摂取不足、妊娠中や授乳期における鉄の必要量増加、出血による鉄の喪失などが鉄不足の主な原因としてあげられます。
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冷えを解消して、体の不調を取り除こう! -2006年12月1日掲載-

冷え冬になると「冷え」に悩まされる方は多いのではないでしょうか?体の冷えは血液の流れを悪くするために、代謝が落ち、様々な体の不調の原因となります。寒さが厳しくなると、どうしても室内に閉じこもりがち。いつものように体を動かし血液を循環させることも少なくなり、冷えはなかなか取り除けません。そこで、ご家庭でできる簡単な冷えの解消法をご紹介します。
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